俺らのマネが美しすぎる 【音駒】

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「失礼しまーす」

猫又「おお、丁度来たな、霜月」

「遅れてごめんなさい、先生に呼び出しされてて」


真っ赤なジャージを羽織りながらいそいそと体育館に入ってきたAに猫又監督が笑って手招きした。


「？なんですか、監督」

猫又「このDVD、この前お前が欲しがってたやつだろう」

「あ！烏野との練習試合のですか！」


ぱああっと顔を明るくするAに猫又監督が楽しそうに笑った。


直井「霜月にDVDにして欲しいって言われてたからな」

「ありがとうございます〜〜。ふふ、嬉しいです。」


対戦校のクセ等を見抜くのが得意な敏腕マネージャーのAにとってDVDは何よりも大事なのだ。満足気にDVDを受け取ったAはベンチに荷物を置いて早速スポドリを作りに向かった。



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黒尾「ッシ、んじゃ休憩〜」

「スポドリとタオルここに置いておくので持って行ってくださーい」

ドサッとスポドリの横にタオルを置いて肩を回すAの元へ灰羽が一番乗りでやってくる。


灰羽「Aさんのドリンク美味しいんですよねー！」

「えー？私別に何もしてないよ」


困ったように笑いながら次のゲームのためにスコアボードを引っ張ってくるA。


芝山「Aさんフィルターがかかってるんじゃない？」

夜久「なんだよそれ」

海「はいはいドリンク飲んだらすぐ元に戻して、すぐ練習再開だよ」

黒尾「えーめんどくさい」

夜久「てめえは部長だろうがよ」

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