雨の中で出会った少女は…

５話 ページ7

「ねぇねぇ、Aって見た感じ中学生ぽいけど学校は？」


蘭ちゃんいい質問だねぇ


『私、学校飛び級で大学を首席で卒業しましたーー‼』

「「…………えぇぇぇぇぇぇぇぇ‼‼‼」」


ｵｯﾌ……まさかのデジャヴ………あっ、新一も驚いてるから違うか


「えっ‼新一も知らなかったの?!」

「ったりめーだ‼まだ会って３日しか経ってないんだぞ‼」

「ふーん、そーなんだー」


聞いた割には興味無さそうだね…………割には……割………割り引き………‼…特売日‼


『新一‼特売日‼帰るよ‼』


早く行くために新一の手を握り全力ダッシュ

ちなみに手を握ったときの新一の反応


「/////」


顔がゆでダコに仕上がっていたそうだ

私には関係ないけど

そーだ、家に帰ったらメールしよ♪ちゃっかりと2人のアドレス聞いたからOK

………………………………………………………………………………………………

家に帰ってきたら急に新一が


「俺、おめぇより頭脳が下なのか……」


って凹んでたw


「そういやー俺、Aのこと全然知らねぇや。つか、おめぇ親どうしたんだよ？」


はぁ…いつかは言おうと思ってたけど言うときが来たらしい


『私親なら事故で引かれて他界したけど？』


ごめんね新一………私まだ弱いから嘘しか言えないや、罪悪感にまみれて息ができなくなりそう


「そうか、ごめん……」

『やめてよねーもー、こういう空気苦手なんだよねぇー、つか、この話もうやめよーw』


もう私は涙を流すことが出来なくなっていた……

いつも通り良い言い方ではニコニコと、

悪い言い方ではヘラヘラとすることしか出来なくなっていた……

でもいつか話せるときが来たら話すから、それまで待ってて

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