やってんねぇぇ！

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｢あぁー疲れたぁっー。｣

『……』

何故か今、五条先生が"私の家の"がソファでくつろいでいる状態です。

なぜこうなったかと言うとですね……

あの後『ハッっ！！』ってなってなんでこんな事になってんだって気づいて、近くにいた先生が邪魔だったからブッってしてだぁっーと走ってガチャんって家の鍵を閉めたはずなのにガチャガチャ……ドンッて音がしたと思ったら先生が入って来たんですよ(?)

｢おっ邪魔しまっース！｣って言いながら。

それで現在に至ります。(多分殆どの人が理解出来てない)

『…………』

｢なんでそんなに固まってるの？……普通に寛げばいいのに。｣

『出来ればそうしたいです。』

｢ならすればいいのに…僕のとこ来る？……ここ、膝の上。｣

そう言いながらバシバシと自分の膝を叩く五条先生。

『結構です。』

顔がびっくりするほど緩んでいてあれなのでさっきの思っていた事は無しにして下さい。(28話参照)

｢…………いやぁ…Aがここにいるなんてー偶然だねー。｣

『私は偶然では無いと思いますけど。』

だって先生が私の家の前に居たんですから。

待ち伏せしてるようなもんでしょ。



｢……ねーねーAは覚えてる？｣

『？』

少しの沈黙が続いたあと、五条先生は自分の髪をいじりながらそんな事を話し出した。

｢昔ね、僕とA会ったことあるんだよ？｣

『え……』

急に雰囲気が変わった事と五条先生と会ったことがあるという事に驚いてしまう。

｢Aのお母さんと僕のお父さんが仲が良くってね、どこから知り合ったのかは分からないけど…よく僕の家で遊んでたんだよ？｣

｢僕の事悟お兄ちゃんって呼んでくれてたの。ふふっ……可愛かったなぁ、でも可愛いのは今も変わらないか。｣

小さい頃に五条先生と会ったことなんて全く覚えていないし五条先生に会ったのはこの学校に入ってからのはず……

｢でもね……多分今なら言って大丈夫…………。｣

五条先生の話に殆どのついていけてない私を置いて五条先生はどんどん話し出していく。

｢Aはね僕のせいで1度死にかけちゃったんだ……Aは何にも覚えてないだろうしなんの事かさっぱり分からないと思うけど……｣

｢僕がAと遊んでいたせいで…………好きになっちゃったせいで…………ごめんね、A…。｣

少し泣きそうな顔になりながら私の顔を見て優しく微笑む五条先生。

まだよく理解は出来てないけど悲しい話って事は分かった。

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