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式が終わり、次は披露宴なんだけどその前に着替えとメイク直しをしなきゃいけないんだ。




俺のスタイリストは臣さんなんだけど、さっきからあの時の臣さんの表情が頭から離れないんだ。





岩田「臣さん、」



登坂「おお、岩ちゃん……」



岩田「あの、」



登坂「ごめん、言うつもりもなかったけど、バレちゃった、よな。ごめん。」



岩田「俺、」



登坂「いやぁ、…まさかあんなに俺が泣くとは思わなかったからさ。

ごめんな。感極まった(笑)」





目を真っ赤にして俺を見てくるから戸惑ってしまう。





登坂「……岩ちゃん、」



岩田「はい」



登坂「───おめでとう」





そのおめでとうの言葉は誰よりも何よりも重く儚いものだと俺は気付いた。





『……臣、』





背後から聞こえてきたのは俺の愛おしい人であり、妻であり、この7年間忘れられなかった人。





登坂「A…」



『あのね臣、』





衣装が軽装に変わったAは駆け足で俺の横に立つとニッコリと笑った。




『ありがとう、臣には感謝し切れないほど感謝してる。ありがとう。

臣、……泣かないで。私はね、臣の意地悪い笑顔が結構好きなんだよ?』



登坂「……っ、」





両ポッケに両手を突っ込んでそっぽを向いた臣さんはちょっと顔を歪めた。





『……臣、』



登坂「ばーか、ちゃんと岩ちゃんの事幸せにしろよ。」





ため息を一つ付いて片手で顔を覆って震えたと思ったら、次の瞬間にはいつものように意地悪そうな顔でフッと鼻で笑い、Aの頭をポンポンと撫でて俺に





登坂「ほら、早くやるぞ。Aの旦那なんだから俺よりもイケメンにならなくちゃいけねぇだろ?」





早く来いよと親指をクイッと自分に向けた臣さんに俺はいつもの笑顔を作って追いかけた。







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設定タグ:三代目Jsoulbrothers , 岩田剛典 , 登坂広臣   
作品ジャンル:恋愛
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あっちゃん - すごくよかったです。本当にこうなればいいなぁと思いました。読むたびに感動して涙がとまりませんでした。 (2018年3月20日 21時) (レス) id: f83acd1f10 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - すごく切なくて心温まる話でした。臣ちゃんsaidも結婚後も見てみたいです!楽しみにしてます (2017年12月16日 22時) (レス) id: 2003420e41 (このIDを非表示/違反報告)
ayanalovedance(プロフ) - 最高です!!結婚後すごく気になります!!! (2017年12月16日 21時) (レス) id: 30d2492fd6 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 結婚後すごく読みたいです!!キュン死しそうです! (2017年12月16日 18時) (レス) id: 0c4620f798 (このIDを非表示/違反報告)
ishrmy37(プロフ) - 岩ちゃんとの結婚後のお話も是非見たいです! (2017年12月16日 16時) (レス) id: c0d66834b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラベン | 作成日時:2017年11月30日 21時

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