= 041 ページ42
.
剛典は臣、私はTAKAHIROさんの手によってお色直しは終わり、先程とは打って変わってラフになった身なり。
私は純白のドレス。ティアラの代わりに花冠を頭の上へと乗せられた。
これは剛典からのお願いで、花冠を乗せているAを見たい。とTAKAHIROさんへ直々にお願いされたみたいだった。
理由を聞いたけれどよく分からず、“映画の撮影をしている時、もしこれからAならって思いながら撮ってた。
Aが花冠を被ったら、どんなに可愛いんだろうなぁって”……そう思っていたらしい。
花冠を乗せる映画ってどんなだろう…って思ったけどそれは置いておいて、控え室を出れば剛典が待っていた。
剛典は純白のスーツを着て胸元には赤い薔薇の造花が飾られている。
いつの間にかTAKAHIROさんはいなくなっていて2人手を繋いで披露宴の会場へと向かう。
岩田「A、綺麗だよ」
『剛典はカッコイイよ』
そんな会話をしながら披露宴会場の扉を開けてみた。
一瞬びっくりして固まったけど剛典は普通の顔をして私の手を引っ張るから慌てて着いて行った。
式には互いの両親や親戚、友人のみを招待して、その他の人達は披露宴に来てもらうことにした為、式の時は結構人が少なかった。
でも私達に用意された披露宴の会場はとても大きく、広かった。
剛典に手を引かれて私達に用意された席へ足を進めれば沢山の人にびっくりした。
しかもその殆どがカッコイイ、可愛い、綺麗……オーラが違かった。
私が招待した人は両親と東京の支店長である紅葉さん、北海道で慕ってくれていた中島ヒナちゃんのたった4人だけ。
それに比べ剛典は大勢だった。
中には女の子や、テレビで見た事があるような女優さんと俳優さん。
それぞれの人達が剛典や隣にいる私に会釈をしたり声をかけたりしている。
その度に思うのが“場違いなんじゃないかな”って不安になってしまう。
.
597人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あっちゃん - すごくよかったです。本当にこうなればいいなぁと思いました。読むたびに感動して涙がとまりませんでした。 (2018年3月20日 21時) (レス) id: f83acd1f10 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - すごく切なくて心温まる話でした。臣ちゃんsaidも結婚後も見てみたいです!楽しみにしてます (2017年12月16日 22時) (レス) id: 2003420e41 (このIDを非表示/違反報告)
ayanalovedance(プロフ) - 最高です!!結婚後すごく気になります!!! (2017年12月16日 21時) (レス) id: 30d2492fd6 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 結婚後すごく読みたいです!!キュン死しそうです! (2017年12月16日 18時) (レス) id: 0c4620f798 (このIDを非表示/違反報告)
ishrmy37(プロフ) - 岩ちゃんとの結婚後のお話も是非見たいです! (2017年12月16日 16時) (レス) id: c0d66834b3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ラベン | 作成日時:2017年11月30日 21時