・ LIFE ２ ページ3
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青い丈の短いタンクトップ。その上に革ジャンを着て下に白のパンツを履き、スポーツカーをのりこなす女性。
ロック音楽をガンガンにかけながら真っ青なスポーツカーはブヴォンと音を響かせ道路を走る。
そしてある駐車場に停めエンジンを切った。
運転席から出てうんと背伸びをする。と、ボキボキと音を立て背骨が鳴る。
『年取ったなぁ』
苦笑しながら青いカバンを持ち青いピンヒールをコツコツと鳴らし建物の中に入る。
『ただいま、翔北』
彼女が入っていった建物の名は翔陽大学附属北部病院救命センターという。
今日からここで働くのだ。
・A side
救命のメンバーが居るであろうスタッフステーションに行くとそこには看護師しかいなく、想像していたメンバーはいなかった。
なーんだ、初療室か。と思い足を進める先は当然初療室でそこはいつも通り慌ただしかった。
｢開胸して大動脈遮断するしかない。やろう｣
｢っ、吸引が間に合いません！！！｣
入口で扉に寄っかかるようにして中を覗く私にぼーっと突っ立っている青年が声をかけてきた。
やっぱり、サングラス越しは暗いな。
｢あの、ここ、関係者以外の立ち入りは許可されてないんですけど。｣
『そうね。知ってる。』
ちらりと青年に目を移すとまた処置台にいる患者に目を戻す。
｢だから、あの！｣
『てか、そんなことよりも早くしないとあの患者死ぬよ？』
青いマニキュアが施された指先で処置台を指さすと青年はそちらに走っていった。
｢だめだ、出血が多くて損傷箇所が見えない！｣
そう叫ぶ女性の元に私は歩み寄り近くにあったゴム手袋をはめ、患者の出血源である腹の中に手を突っ込んだ。
『どう？損傷箇所、見つけた？』
私が抑えたのは一個の出血源である場所でそのおかげでもう一個の損傷箇所を見つけられた。
さっきまで苦戦していた目の前の女性は私の顔を見るなり目を見開き固まった。
『何やってるの、早くしないと患者死ぬよ？』
そう言うと目の前の女性はハッとして損傷箇所を縫合していった。
『ここもよ』
抑えていた損傷箇所から手を離し目の前の女性に指示を出す。
縫合しながらその女性はこう言った。
｢久しぶりね、藍沢先生。｣
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蜜柑(プロフ) - めっちゃ面白かったです。続き楽しみです (2017年9月14日 7時) (
レス) id: c86d4321b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 続きめっちゃ気になります！更新頑張ってください！ (2017年9月11日 22時) (レス) id: 0c3fdd77dd (このIDを非表示/違反報告)
青空(プロフ) - はじめまして。文の描写がお上手なので、（笑）はなくてもいい気がします…。上からですみません。応援しています。頑張ってください！ (2017年9月10日 8時) (レス) id: ec139ca69d (このIDを非表示/違反報告)
マナミ - 続きが気になります(^^)更新頑張ってください！！ (2017年9月9日 22時) (レス) id: 75dde93375 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - この小説をまた読んでみたいので更新頑張ってください！！応援しています！！！ (2017年9月9日 20時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2017年9月9日 16時
