【A3!】Director【男主】

ストリートACT ページ36

十座くんの特訓中、トイレに行っている間に
何やら左京さんと話していたようで十座くんの演技はまた良くなっていた。

この成長速度…本当に万里くんを変えられるかもしれない。

そして夜も遅くなり、俺たちは解散になった。


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そして、今日は監督さんの提案でストリートACTを
することに。

たしかに度胸を付ける為には丁度いいかもしれない。

こうして秋組のみんなと監督さんと俺はビロードウェイへ向かった。

アドリブだしめちゃめちゃ楽しそう…！
なんて思っているとなんだか人通りが少ない様な…？

通行人「ヤンキー軍団？」
通行人「ヤクザだろ」

万里「みんな引いてんぞ」

人通りなんて関係ない、俺たちの集団が避けられているのか！

臣「はは、カントクはモーセみたいだな。」
太一「海割るやつッスね！」

監督「いや、絶対皆のせいだからね！」

たしかに、ガラの悪さはピカイチの秋組…どんなに
監督さんが可愛らしくても、ガラの悪い奴らを纏めているボスにしか見えない。

「監督さん、ヤクザの姐さんみたいですね…」
監督「Aくんまで！？」

とりあえず配置を変えることに。比較的和やかな
雰囲気の臣くんと太一くんが囲み、横を俺と監督で
カモフラージュする、との事だ。

左京「俺が先陣切ってやる」
監督「1番問題な人が何言ってるんですか！」

「ぶはっ！」

監督のナイスツッコミに思わずふいてしまった。
ああ…また横の万里くんから冷たい目線が！！

不意打ちは無理なんだって…！

こうして配置を変えたのだが、またしても人は寄り付かず…

臣「あ〜、ちょっと数年前の黒歴史が…気にしないでもらえると助かる。」

臣さん…まさかのギャップだ…！
すると、聞き覚えのある声が耳に入ってくる。

晴翔「何あの集団、ガラ悪。」
レニ「晴翔、何でも噛みつくのはやめなさい。」

やっぱり、GOD座の晴翔さんと神木坂レニさんだ。
一応俺は面識は有るも物の…レニさんが苦手だ。

監督さんとレニさんが話しているウチに、コソコソと後ろの方に隠れる。

監督とレニさんの会話もひと段落しそうだ。

監督「ありがとうございます、ご招待しますね！」
レニ「楽しみにしているよ…そういえば、
MANKAIカンパニーと言えば、AAくんが…？」

突然の俺の名前が出てドキッとする。

監督「あ、はい。ちょうど今も居て__」

か、監督〜！？それはもう挨拶せざるを得ない状況に！！

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