【進撃の巨人】兵長様は旦那様っ！！Final. (ページ5)

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180話～最終話～ページ5

貴方side

しかし、人類が勝ったからといってまったく代償が無いと言えば嘘になる。王都は破壊。

町全体が……いや国全体が巨人が居なくなった今も生活に苦しんでいる。

王制は廃止。今この国は新しく生まれ変わろうとしている。

今まで鳥籠の中に住んでいた私達には、見に見えて広がるほどの世界がそこにある。

私達を囲む壁などもう何も無い。

壁の中でひっそりと生きていく必要も無い。

広がった大地にたくさんの希望がたくさんの命が詰まっているような感じがした。

だからと言ってエルヴィンを含む調査兵団は暇では無かった。

彼らは武器を持たず壁外調査ならぬ、国外調査のため多くの場所を馬で駆け回っている。

それは勿論リヴァイも同様に。

リ「おい…A…聞いてんのか？」

貴「え？あぁ！ご、ごめん！ボーッとしてた！」

「まったく…母さん…父さんに会えて嬉しいのは分かるけどさそろそろ二人とも離れてくれる？俺が恥ずかしいんだけど…」

今だに抱き締めあっている私達に息子が呆れたように言った。

貴「え、あっ！ご、ごめんね！」

そそくさとリヴァイから離れようとするとリヴァイはそうはさせないと言うようにｷﾞｭｯと抱き締め返した。

リ「その前に何か言うことがあんだろ……」

神様……どうかこの先もずっと3人で幸せに暮らせますように……

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貴「お帰りなさいっ！！旦那様っ！」

fine……