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そう言うとロボロは、壁から手を離した私の手を再び取り、自身の方へ引いた。
「うわッ！？」
手を引かれたのでロボロの方に倒れそうになる。
しかし、コイツは体を180度回転させてさっきの私の位置に立ち、逆に私はさっきのロボロの位置にいた。
ロボロの右腕が私の左の二の腕と同じ位の位置に置かれる。
目線が下のままだったのを上にあげると、ロボロの顔が私の顔と15cmぐらい離れた場所にあった。
身長が同じくらいだからか、真っ直ぐ前を見るだけでロボロの薄紅色の瞳とかち合う。
ロボロの頬は前とは違い、確かに少し赤に染まっているようにも見えるけれど、前ほど赤くはない。
むしろ、私のほうが赤いと思う。
暫く10秒ぐらい見つめていると、ロボロが急にへにゃっと笑った。
rbr「やっぱり、こっちのほうがええな。」
「……っ。」
その笑顔に息を呑む。
そう言うとロボロは空いていた彼自身の左手で私の髪の毛をとく。
妙に優しい手付きで触られても不快感を感じない。
髪の毛の先の部分を撫でられながら言われる。
rbr「俺、人一倍ヘタレなんや。やからさ、」
rbr「もうちょっとだけ、待っててくれへん？」
真剣な瞳と普段見せない真面目な雰囲気が彼の顔を帯びながら口を開けた。
すると、彼の頬はやっぱり真っ赤になっていて、
rbr「……じゃ、じゃなッ！！！」
と言いながら走って部屋を出ていった。
……あんな風に言われるとか、なんか変に思っちゃうじゃん。
恐る恐る伸ばした手を自分の頬に当てると、熱くなっているのが感じられた。
・床ドンしないと出られない【tn】→←・壁ドンしないと出られない部屋【rbr】
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ミナリンスキー - グルさん推しにはヤバいな そしてヒロインちゃん可哀想ｗｗ (2021年11月27日 17時) (
レス) @page35 id: b5934403b4 (このIDを非表示/違反報告)
キーナコチモ(プロフ) - 橙 彼斗穂 (だいだい ひとほ)さん» ここまで読んで頂きありがとうございます！推しと両想い……キュンですね(？) (2021年6月13日 17時) (レス) id: 0743c30b41 (このIDを非表示/違反報告)
キーナコチモ(プロフ) - #ゆー@暇人さん» ここまで読んで頂きありがとうございます！因みに完結ですよ(続編出るけど)これからもよろしくお願いします！ (2021年6月13日 17時) (レス) id: 0743c30b41 (このIDを非表示/違反報告)
キーナコチモ(プロフ) - 紗由さん» ここまで読んで頂きありがとうございます！逆にオチを予想出来たのが凄いです……。これからもよろしくお願いします！ (2021年6月13日 17時) (レス) id: 0743c30b41 (このIDを非表示/違反報告)
キーナコチモ(プロフ) - 1さん» ここまで読んで頂きありがとうございます！続編もぜひ愛読お願いします！ニヤニヤしていって……下さい……！！ (2021年6月13日 17時) (レス) id: 0743c30b41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キーナコチモ | 作成日時：2021年3月22日 22時
