#早くして下さい ページ4
「よっ...と」と言いながらセンラさんが坂田さんを引き剥がしてくれた。
そのまま坂田さんはセンラさんに背負われている。
「助かりました」
「さかたんは寝起き悪いしなぁ。うらさんと志麻くんじゃ体格的に潰されそうやし」
志麻くんはギリいけんのかな?なんて言いながら坂田さんを下まで連れていってくれた。
「おー、やっと起きたか坂田」
リビングに戻ると支度を済ませたうらたさんと志麻さんがいた。
約束を守ってくれたようでよかった。
「坂田さん、髪はもうそのままでいいのでとりあえず着替えてください!」
坂田さんの赤毛の髪は寝癖で大爆発している。
しかしこの後の撮影でヘアメイクさんがいるからその時に綺麗にしてもらえばいい。
とにかく今は無事、浦島坂田船全員を車に乗せることが最優先事項だ。
「えー、Aやってー」
「うるせー坂田、水ぶっかけんぞ」
「うらさん、すいやせんしたー!」
うらたさんの一声でなんとか動き出してくれた坂田さん。
「15分後には車に来てくださいね!私待ってますから!」
『.......』
「返事!」
『はーい』
「...お前ほんと母親みてぇだな」
こんな大きい子供4人も産んだ覚えありません!
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ひつじ - 凛さん!小説面白かったです!更新がんばってください笑 (2020年6月17日 18時) (レス) id: 9fe4ec8d9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛 | 作成日時:2019年6月12日 17時