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四十六発 過去編 ページ8

「それでは精一杯頑張ってくださいね。ああ、そうだそうだ。人質の身の安全は保証しますよ。大きな部屋を用意してますので、そちらで過ごしてもらいます。もちろん食事もありますし、風呂もある。人質がこの部屋から出られるかどうかは……あなたたち次第ですねぇ?」

それだけ言うと、セレネは穴の空いた壁から外へ出ていった。

「おそ松っ!カラ松、チョロ松!」
「一松、十四松、トド松…!」

連れていかれる直前、母さんと父さんは俺たちの名前を呼んだ。

その後の部屋は本当に静かだった。ついさっきまで、仲良く話していたのに。

俺はセレネが置いていったトランクケースを開いた。中にはたくさんの武器。そして黒スーツ。

「まじで、やんなきゃいけねえのか。」

覚悟を決めた俺は、一丁の銃を手に取り、弟に向き直る。みんな、まだ泣いている。トド松なんて、カラ松にずっと抱きついてる。

「みんな、……やれる、か?」

みっともないぐらい震えた声だった。なんでこんなに震えてるんだよ。あれ、足も震えてる。うっわ情ねえなぁ、俺。

「俺、やる。やるよ。」

カラ松は嗚咽を漏らしながら立ち上がった。

「俺も、やるよぉ……!」

チョロ松も、立ち上がる。

「かあさん、とうさん。……やらなきゃ、だめなんでしょ?」

一松の目は、真っ赤だ。ごめんな、そんなに泣かしちまって。

「がんばるよ、ぼく。」

ありがと、十四松。

「いや、いやだよ!なんでそんなことしなきゃならないの!?怖いよぉお、カラ松兄さああ゛ああん゛!」

末弟には、厳しいか。

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つくも - 小説の内容も凄く良かったです。 そんなことより作者様の性格が好きです。飲みましょう。 (2016年4月24日 20時) (レス) id: 1d88017be7 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - ミニタリーさん» コメントありがとうございます。私もマフィア松大好きです! 応援ありがとうございます^^* (2016年2月4日 20時) (レス) id: 4ee870cd55 (このIDを非表示/違反報告)
ミニタリー(プロフ) - 完結おめでとうございます!作品を見させていただきましたが、とても面白かったです^ ^マフィア松が好きなので癒されました♪( ´▽`)これからも頑張って下さい! (2016年2月4日 19時) (レス) id: f888c747b5 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - フイカさん» 指休憩させなきゃ^^; コメントありがとうございました!頑張ります^^; (2016年1月14日 21時) (レス) id: 4ee870cd55 (このIDを非表示/違反報告)
フイカ - 一気に完結するとはびっくりしました!とっても面白かったです!指を休ませてあげた方がいいので?これからも頑張ってくださいね (2016年1月14日 20時) (レス) id: 4d7f4d57cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユナ x他1人 | 作成日時:2016年1月12日 22時

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