六十二発 ページ24
「……何故あなたがこんなところに?」
私の前には見覚えのある背中。セレネの拳を、体全体で受け止めている。
「な、貴様は、エリス!?」
「久しぶりだね黒猫ちゃん。」
セレネは一度距離を取り、短剣を構える。……武器を持っていたのか。
「なんのつもりだ…!」
「いやさぁ、そこで倒れてる赤ネクタイくんに頼まれたんだよね。集めた宝石をすべてやるから、手を貸してくれって。」
「な、じゃああの時は、」
「そう、君たちが僕からロイヤルエメラルドを奪ったあの日。僕と赤ネクタイくんは演技してたのさ。」
おそ松は、最初から分かっていたのか。自分たちだけではセレネに勝てない、と。
「スターダストを犠牲にしてまで欲しかったのか、ロイヤルジュエルを。」
「いや、もともとマフィアはもうやめるつもりだったからよかったんだ。僕にとっても君にとっても、彼らにとっても。これが最後の戦いだよ。」
「お喋りはその程度でよろしいですか?」
セレネがダガーと銃を持って笑っている。
「黒猫ちゃん。僕が時間を稼ぐ。君はその間にロイヤルアクアマリンを使って彼らを回復させるんだ。」
「な、回復、だと?」
「ああ、ロイヤルジュエルにはそれぞれ力が宿っている。アクアマリンには癒しの力。きっと彼らを助けることができる。」
それだけ言うと、エリスは剣を片手にセレネに突っ込んでいった。
六子が勝てなかったセレネに、エリスは互角の戦いをしている。さすがマフィア界でもトップクラスの人間だ。
「っ、今のうちにロイヤルアクアマリンを!!」
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つくも - 小説の内容も凄く良かったです。 そんなことより作者様の性格が好きです。飲みましょう。 (2016年4月24日 20時) (レス) id: 1d88017be7 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - ミニタリーさん» コメントありがとうございます。私もマフィア松大好きです! 応援ありがとうございます^^* (2016年2月4日 20時) (レス) id: 4ee870cd55 (このIDを非表示/違反報告)
ミニタリー(プロフ) - 完結おめでとうございます!作品を見させていただきましたが、とても面白かったです^ ^マフィア松が好きなので癒されました♪( ´▽`)これからも頑張って下さい! (2016年2月4日 19時) (レス) id: f888c747b5 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - フイカさん» 指休憩させなきゃ^^; コメントありがとうございました!頑張ります^^; (2016年1月14日 21時) (レス) id: 4ee870cd55 (このIDを非表示/違反報告)
フイカ - 一気に完結するとはびっくりしました!とっても面白かったです!指を休ませてあげた方がいいので?これからも頑張ってくださいね (2016年1月14日 20時) (レス) id: 4d7f4d57cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユナ x他1人 | 作成日時:2016年1月12日 22時