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五十二発 過去編 ページ14

「え、また?」
「おう、悪いな。」

俺はリモコンを操作し、モニターにある画像を掲示する。

「これって…、Aのネックレス?」
「そ。チョロ松には話したんだけどよ、お前らにも言っておく。最後のロイヤルアクアマリンは、このネックレスだ。」

一瞬の静寂。タバコを床に落とした一松は椅子をはじき飛ばす勢いで立ち上がった。いやタバコ、危ないから。

「っだったら!早く!!今すぐあいつを殺して奪おう!同盟は終了!母さんと父さんを助けにっ、」
「落ち着け、一松。」

息を荒らげる一松を、チョロ松が宥める。まあそう思う気持ちもわかる。あれさえ手に入れれば、母さんたちを助けられるのだから。

「そこで提案。出発直前、Aを睡眠薬で眠らせる。その時にロイヤルアクアマリンを、『借りる』んだ。」
「え、じゃあさっきおそ松兄さんが言ってた作戦ってさ!つまりつまり!」

十四松でも理解ができたようでなによりだ。俺は席を立ち、大声で言う。

「そう!

作戦。渡して、隙を見て、潰して、返す。
セレネにロイヤルジュエルを渡し!奴の隙をみて!エリシオンを潰して!Aにネックレスを返す!!」
『おーっ!』

いつもはチョロ松に考えてもらっている作戦。今回は最後の戦いだから、俺が考えてみたんだ。チョロ松以上に単純だろ?

「あと、昔話しようか。

出水 Aっていう、そこそこ金持ちのとこのお嬢様がいたんだけどよ。」
「え、兄貴?それって、」
「その子、十八のときにマフィアに両親を殺されたんだ。それから彼女は、復讐心にとらわれ、マフィア潰しを始めた。」

トド松の情報収集能力に頼らず、俺個人が集めた情報。骨が折れたぜ、ほんと。これをこなしてるトド松、すごいよ。

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つくも - 小説の内容も凄く良かったです。 そんなことより作者様の性格が好きです。飲みましょう。 (2016年4月24日 20時) (レス) id: 1d88017be7 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - ミニタリーさん» コメントありがとうございます。私もマフィア松大好きです! 応援ありがとうございます^^* (2016年2月4日 20時) (レス) id: 4ee870cd55 (このIDを非表示/違反報告)
ミニタリー(プロフ) - 完結おめでとうございます!作品を見させていただきましたが、とても面白かったです^ ^マフィア松が好きなので癒されました♪( ´▽`)これからも頑張って下さい! (2016年2月4日 19時) (レス) id: f888c747b5 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - フイカさん» 指休憩させなきゃ^^; コメントありがとうございました!頑張ります^^; (2016年1月14日 21時) (レス) id: 4ee870cd55 (このIDを非表示/違反報告)
フイカ - 一気に完結するとはびっくりしました!とっても面白かったです!指を休ませてあげた方がいいので?これからも頑張ってくださいね (2016年1月14日 20時) (レス) id: 4d7f4d57cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユナ x他1人 | 作成日時:2016年1月12日 22時

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