我に神の御加護あれ。【呪術廻戦】【男主】 (ページ3)

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1話ページ3

記録_____
都内高校にて、3名の不可解な死体
原因不明。

貴方side

やけに今日は神様がちょっかいをかけてくる。

本当にウザイ。

〈舐めた口を聞くなよお主。〉

はいはい。
学校行きますよーっと。

授業を受けて、

〈そのようなことも分からぬのか。低脳だな。ﾊﾊﾊ実に愚か。〉

うるさ。絶対こいつのせいで俺の成績落ちてるわ。

ちょっとは教えてくれよ神様よ。

〈こんなことで俺を使うのか？馬鹿馬鹿しい。頭を使え。〉

こんな調子でいつも小突いてくる。

・
・
・

ん？あれあの子なんかめっちゃヤバそうなのが憑いてる。

周りにも影響が出そう。

おい、神様あれ祓えるか？

〈お主誰に命令しているか分かっているのか？まぁ、よいよい。見ておけよ小僧。〉

______ｸﾞﾁｬッ…ｸﾞﾁｭ、ﾋﾞｼｬっ

え、え。田中さんの首が。。

ぎゃぁーーーーーー、きゃーーー
とクラスは地獄絵図。
阿鼻叫喚を極めている。

お前…お前がやったのか？
殺せなんて言ってないだろ。

〈ほぉ、脆いな。すまんすまん。〉

戻せよ！神様ならできるだろ。

〈何故。必要ないだろう。

それともあれか、其奴に想い慕っておったのかｸｯｸﾂ〉

そんな訳じゃないけど、人は殺しちゃまずいだろ。
ほんとにもうこの体いや。
神だからって……。常識わきまえろよ。クソかよ。
消えてくれ。今だけでもいい消えろよ。

〈クソ生意気な小僧だな。今一度お主の言動を恥じるが良い。〉

しまった！言いすぎたと思ったのも束の間。

そう神様が言うと、さっきと同じことを、

佐藤さんと、木下さんにも下した。

『っ………ぁ゛ぁアｧｧ゛！』

やめろ。まじでやめてください。これ以上死人を増やさないで…。

これ俺のせいじゃんね。もう学校行けねぇ。

〈お前の仕業ではない。周りを見てみよ。誰もお前なぞ見ておらん。気にするでない。ﾊﾊﾊ〉

何が面白くてそんなに笑うのか。

呆然と立ち尽くす、血まみれの教室で、

ゲラゲラと頭の中に蜃の笑い声だけが響く。