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雨に降られ…20 ページ20

「…あ、お砂糖切れてる」



追加のみたらし団子を作ろうと厨房の棚を開けたら、お菓子屋には欠かせない砂糖を切らしていたことに気付く。




(ーー、しっかりしないとな)



何やってるんだろう。
いくら彼のことが気になるからって…、仕事は仕事。恋愛を言い訳に疎かにしちゃダメだ……。




幸いなことに雨の日はお客さんが少ない。お店の入り口に休憩中の札を立てて、パラパラと雨が降る街へと足を進める。




すみれ色の傘に雨粒が当たって、タンッと低くもなく高すぎない音を出す。

心地よい雨粒のメロディに、私の心は久しぶりに軽くなった気がした。




軽くなったからなのか、砂糖の入ったレジ袋を片手にぶら下げて私はある場所へと足を進める。




傘を閉じると、着物の裾に雨が当たって丸い跡ができた。






(ーーあの時みたいに、来てくれないかな)







あの日と同じ雨の日に、あの日と同じ軒下で、買い物袋片手に空を見上げた。


空から落ちてくる雫を追いかけていると、フワフワとした感覚に襲われる。

気温が低いせいか薄っすら出てる霧が、ここが現実かそれとも夢か…境を分からなくさせた。




だからだろうか。







(……、)








薄い霧を収める私の視界の中に不意に現れた黒い影。







.






.




「ーーー…隣、いいか」




紺色の傘を閉じながらこちらに向かう貴方は私の妄想が具現化されたものか、それとも現実か……一瞬分からなかった。

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紅華(プロフ) - 雪穂さん» 禿げちゃいましたかー笑 私は雪穂様からのコメントが嬉しくて禿げました笑笑 (2017年9月17日 20時) (レス) id: c24c6aa26f (このIDを非表示/違反報告)
雪穂(プロフ) - イケメン過ぎて禿げました。笑笑 (2017年9月17日 20時) (レス) id: 35a1bb93a5 (このIDを非表示/違反報告)
紅華(プロフ) - よしなさん» はい、亀更新となりますが最後まで頑張らせていただきます!コメントと応援のお言葉ありがとうございます!! (2017年9月12日 18時) (レス) id: a1f5dcc952 (このIDを非表示/違反報告)
紅華(プロフ) - 令さん» あわわ、嬉しいお言葉ありがとうございます。どうぞ毛根を抑えながらお読みください!(笑)  更新がんばりますね! (2017年9月12日 18時) (レス) id: a1f5dcc952 (このIDを非表示/違反報告)
紅華(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます。実はリボーンやワールドトリガーはまだそこまで詳しく無くて…何か機会がありました書かせて頂きたく思います。 (2017年9月12日 18時) (レス) id: a1f5dcc952 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅華 | 作成日時:2017年8月25日 17時

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