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彼氏の意図 ページ4

「…」



「…おい、大丈夫か?おい。」



「……だ、」



「あ?なんて言っ」
「嘘だァァァ!!!!」


「うおっ!」




行き成り立ち上がり大声を上げる私に肩を揺らすお兄さんだが、今そんな事は気にしていられない。
だって、え?たれ込みをしたのが、え??私の彼氏って、、えっ!!?





「そんなの嘘ですよ!今朝も私の事チューで送り出してくれたし!!」



「知らねぇよ。でも情報は確かだ」




「なんで、そんな。」





きっと私の顔は今真っ青だろう。目にも涙が溜まっているのが分かる。

今朝まで私の事を好きだと言ってくれた彼が、攘夷浪士斡旋と言う無実の罪を私に着せたと言うのか。いや、意味が分からない。分かったとしてもなんでそんな事をする必要がある。






もしかしてあれ?私の事本当は嫌いになってて、別れたくてこういう強硬手段で出たとか?
そう思うと、無意識に目から涙が零れた。




そしてそれを見てギョッと目を見開くお兄さんの姿が微かに映る。






「…そんな、私彼に結構尽くしてきたんですよ。お金がないって言うから毎月おこずかいあげたり、ガラが悪い人たちが彼の事を訪ねて来ても匿ってあげたり。刀が欲しいって言うから買ってあげたり。それなのになんで」




「……おい、ちょっと待て」






次々と出る彼への想いを語っていればお兄さんに止められる。涙でぼやける視界の中見えたお兄さんは呆れ半分戸惑い半分と言う顔で「もう一度言え」…と。






「え?だから今朝も私の事をチューで送り出し」
「そこじゃねぇ!次だ次!」




「お小遣いあげたり、ガラの悪い人から匿ってくれたり、刀を買ってあげたり…」






そこまで言うとお兄さんは吸っていた煙草を灰皿に押し付けながら頭を抱えた。





そして暫くすると「おい!山崎!!」と叫んだ。すると取調室に入って来た1人の地味な人。




「呼びましたか?副長」




「電話でこいつのたれ込みしてきた奴の身元調べろ。徹底的にな。時間は30分」




「30分!!?んな無茶な!!」「あ”?」





ギロリ…とお兄さんがその地味は人を睨みつければ小さな悲鳴と共に「山崎退!すぐに調べてきます!!」と敬礼して部屋を飛び出していった。

鏡と変顔→←たれ込み



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桜月(プロフ) - 続きが気になります!続き書いて下さい! (2017年6月17日 21時) (レス) id: 1574d4bc36 (このIDを非表示/違反報告)
紅華(プロフ) - 吉望さん» ありがとうございます!!!いっぱいキュンキュンしちゃってください!これからも頑張ります!! (2017年5月3日 21時) (レス) id: a1f5dcc952 (このIDを非表示/違反報告)
吉望(プロフ) - うわぁぁぁぁぁぁ↑もう土方さんにキュンキュンしてます!不器用なところが良いですよね^^これからも頑張ってください! (2017年3月22日 1時) (レス) id: 08a24554a0 (このIDを非表示/違反報告)
紅華(プロフ) - 咲良さん» 嬉しい!来てくれてありがとう!私もアイラブ土方さんよ(*´∀`*)♪ 頑張って書くね! (2017年1月28日 15時) (レス) id: c24c6aa26f (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - 久しぶり〜!!宣伝見て来たよ!アイラブ土方さんだからチョー嬉しい! (2017年1月24日 20時) (レス) id: cb0c504161 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅華 | 作成日時:2017年1月2日 20時

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