ただの重荷 ページ18
A)………。
「おかあしゃん…まだかなあ…？？」
「…A、お母さんはもう帰って来ないんだよ…。」
「おかあしゃん…Aのこときらいになったったの…？いい子にしてたら、またあえる…？おかあしゃん…。」
A)………お母さんは、帰って来ない……。
神童)どうした…？
A)っ…。ごめん、起こしちゃった…？
神童)いや、考え事をしていたんだ。
A)考え事……？
神童)ああ。…どうしたら化身アームドが出来るか…
A)……神童くんならできるよ。
神童)…俺は、天馬がサッカー部に入って来てから、自信がないのかもしれないな…。
A)え…？
神童)…俺は一年みたいに好奇心は感じない…それがきっとダメな原因かもしれない。
A)……神童くんは凄いよ。私より役に立ってるし、強い…
神童)…自分は誰も支えられない人間だと勘違いしてるだろ。
A)……
神童)俺はAがいなかったらサッカーを嫌いになってたかもしれないがな。
A)……そんなこと……。
神童)有り得るんだよ。俺はずっとAが…
A)っ…神童くん…。
神童)俺はお前を離したり、捨てたりはしない。
A)っ…神童くん…？
神童)話してくれないか…？俺たちに話せないこと…力になりたいんだ。
A)…ごめん…。言わないつもりだったのに…抑えられないよっ…。泣
神童)A…。
A)寂しくて苦しくてっ…神童くんや皆が羨ましいのっ…親がいて、兄弟や姉妹がいて……私には、誰もいないからっ…。泣
神童)っ…んっ…。
ちゅっ…
A)んんっ！！ん…。(涙流し、受けて)
神童)……1人じゃない。俺や皆がいる。サッカー部は…Aの大切な家族だ。俺たちだけじゃない、狩屋や、ヒロトさんや緑川さん、風丸さんだって…
A)っ…泣
神童)…サッカーを取り戻したら…一緒に母親を探しに行こう。
A)そんなこと…出来るの…？
神童)ああ。絶対に見つける。
A)……うんっ…
神童)…(微笑、頭を撫でてやり)
剣城)………(先越された……)
フェイ)………大丈夫だよ、Aには、皆がいるから……。僕とは、違うんだ…。
ワンダバ)フェイ……。
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作者名：神星 | 作成日時：2018年4月10日 4時
