【文豪ストレイドッグス】マフィアの私が学生にされた件について２【暗殺教室】

第79話 ページ38

Aside



姉さんの部屋から出た後は、自室に戻った。

自室と言っても、一応仕事部屋だ。

簡易的なベッドは置いてあるけど。


「はぁ……どうしよっかな……」


赤羽。

赤羽業。

私に告白した少年。


「赤羽も赤羽、どうしちゃったんだろ」


こんな、マフィアに。


「私だからこそ持ってる魅力、ねぇ…」


何だろう。

地位？お金？

いや、もっと何か別の…


「おいA、今回のお前の任務何だが………



……何してんだ？」

「あ、中原さん」


何をしている、と聞かれて自分の姿を今一度確認する。

えっと……


「布団の上で寝そべっていて、なおかつ頭は地面スレスレで浮かんでいますね」

「そうだな。俺にもそう見える」


じゃあ聞かないで欲しい。


「俺が聞きたいのは、如何してそう成ったかだ」

「嗚呼、何だそこですか」


よっこらせ、と声を出して起き上がる。

年寄りみてぇだと云う声がボソッと聞こえたけど、気の所為という事にしておいてあげよう。


「んー……まぁ、色々ありましてね。何ならゆっくり説明しましょうか？お暇ですか？」

「……まぁ」


そんなこんなで、結局中原さんにも姐さんに話した事と同じような事を説明する事になってしまった。

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