第66話 ページ23
渚side
近道から駅に向かう途中、広い道に出た。
広いと言っても、大きい車が一台通れるくらい。
道はコンクリートで整備されているとはいえ、砂利まみれで、凸凹していた。
赤「…あっ」
渚「ど、どうしたの?カルマ君」
赤「いや、今なんか、金子さんが見えた気がして」
…金子さんが?
赤「そこの路地に入ってったんだよ」
渚「本当に?」
赤「うん、見間違いじゃない。よし、追いかけてみよう!」
渚「うん……え?え!?」
そう言って走ったカルマ君の後を追いかけて、僕達は路地に入った。
変な形の三日月が、僕達の足下を照らしている。
…あの月は、殺せんせーが壊したんだっけ。
貴「…流石に………」
金子さんが、廃屋の前で立ち止まって、何か呟いている。
そっと距離を詰めて、僕達は聞き耳をたてた。
貴「裏に回る道がないんだよな…」
赤「あー、あそこ狭いもんね〜」
貴「そうそう、通ったら絶対大きい音するし…」
赤「見つかったら元も子も無いしね〜」
貴「そうそ………って、赤羽!?」
いかにも自然な動作で話に混ざりに行くカルマ君に、金子さんが、やっと気付いた。
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いわいざけ(プロフ) - キャラメルソーダさん» いえいえ、ご丁寧にありがとうございます!コメントして頂けるだけでも嬉しいです^^* これからも頑張って更新を続けますので、気長に待っていてくださいね! (2018年4月6日 20時) (レス) id: a3a57f67d2 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメルソーダ - ごめんなさい!エラーおきてしまって同じことを2回押してしまいました。本当に申し訳ございません。 (2018年4月3日 2時) (レス) id: 694e5af654 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメルソーダ - この作品初めて見ましたけどとても面白いですね!!更新されるのを待っています!頑張ってください (2018年4月3日 2時) (レス) id: 694e5af654 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメルソーダ - この作品初めて見ましたけどとても面白いですね!!更新されるのを待っています!頑張ってください (2018年4月3日 2時) (レス) id: 694e5af654 (このIDを非表示/違反報告)
千羅 - 中也さん落ちがいいです!更新頑張って下さい! (2018年4月2日 11時) (レス) id: 7af68d4a6a (このIDを非表示/違反報告)
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