第65話 ページ22
渚side
赤「あ、渚君じゃん」
渚「あ、カルマ君」
新しい服を買いに行った帰り道、ちょうどカルマ君に会った。
カルマ君も服を買いに行っていたみたい。
赤「渚君も服買ってたんだ」
渚「お母さんが、また変な服を買って来ちゃったから…勝手に着たい服を買いに来たんだ」
赤「へぇ……」
そうやって会話をしながら、僕とカルマ君は駅へ歩いた。
赤「あ、渚君。こっちの道通ろうよ。近道だよ」
渚「へぇ、近道なんだ…知らなかった」
明らかに人通りの少ない、今歩いている道の半分くらいの道。
ここの道を真っ直ぐ進めば、駅の裏に出るらしい。
赤「この間、ここら辺でたむろしてた不良と喧嘩してねー、その時に見つけた道なんだよ」
渚「また喧嘩したんだ…」
赤「あいつらが先に吹っかけてきたんだよ」
俺は元凶じゃ無いからね、と言って、僕の前を進むカルマ君。
どう考えてもカルマ君が何かしたとしか思えない…。
赤「そんで実はさー、」
渚「?」
赤「あいつら、俺にリベンジしようとしてんの」
突然立ち止まったカルマ君の背中に鼻の頭をぶつける。
顔をのぞき込むと、不敵に笑っている。
彼の目線の先には、あきらかに最近負ったと見られる傷を持った不良が5人。
赤「おにーさんたち、高校生だったよね?高校生が中学生1人に5人がかりなんて、笑えるねぇ」
不「うるせぇ!生意気なクソガキの癖に!」
赤「その生意気なクソガキにやられたのはどこの誰だっけ?」
不「このっ…お前ら、やれ!」
赤「あ、渚君、気を付けてねー」
渚「え、あ…」
物陰に隠れてカルマ君を見る。
相手が年上でも、大勢でも、カルマ君は物怖じしない。
結果は、………まぁ。
言わずもがな、カルマ君の圧勝だった。
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いわいざけ(プロフ) - キャラメルソーダさん» いえいえ、ご丁寧にありがとうございます!コメントして頂けるだけでも嬉しいです^^* これからも頑張って更新を続けますので、気長に待っていてくださいね! (2018年4月6日 20時) (レス) id: a3a57f67d2 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメルソーダ - ごめんなさい!エラーおきてしまって同じことを2回押してしまいました。本当に申し訳ございません。 (2018年4月3日 2時) (レス) id: 694e5af654 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメルソーダ - この作品初めて見ましたけどとても面白いですね!!更新されるのを待っています!頑張ってください (2018年4月3日 2時) (レス) id: 694e5af654 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメルソーダ - この作品初めて見ましたけどとても面白いですね!!更新されるのを待っています!頑張ってください (2018年4月3日 2時) (レス) id: 694e5af654 (このIDを非表示/違反報告)
千羅 - 中也さん落ちがいいです!更新頑張って下さい! (2018年4月2日 11時) (レス) id: 7af68d4a6a (このIDを非表示/違反報告)
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