【文豪ストレイドッグス】マフィアの私が学生にされた件について２【暗殺教室】

第47話 ページ2

Aside



始めの合図で、私たちは動き出した。

否、正確にはあまり動いていない。


イリーナさんは銃を構え、烏間さんは素手で戦闘態勢。

かくいう私は、両手に拳銃。


たったそれだけ、動いただけだ。


誰が、最初に動くのか？




………まぁ、私だけど。



2人の立っている場所へ、姿勢を低くしながら突進する。

生憎私には潜入捜査的な感じの、穏便なのは似合わなくてね。

正面突破が大好きなの。


足へ向けて拳銃を乱射。

弾切れを確認した後、一気に足元へ滑り込む。

烏間さんの方が反応が速かった。

一歩遅れて、イリーナさんが銃を撃つ。


ちなみに、降伏した方の負けだ。

意地でも降伏なんてするものか。


周りの空気と相俟って、すこし緊張してるかも。

私も、あの2人も。

まぁ、普段の仕事とも大して変わりはないか。


打ってきた弾が少し足に当たったけど、それくらいなんとでもない。

烏間さんの蹴りが、ギプスのはめてある方の腕に当たり、少し痛む。


まぁ、別に拳銃を撃てるくらいには回復してるんだけど。

一々骨折なんて治していられないしね。慣れなきゃ。


上半身を、反動をつけて動かし、起き上がる、

異能を使うのは、ちょっと狡いかな？

この人たち、あくまで一般人だし。

イリーナさんだって暗殺者だって言うけど、異能を持ってないんだったら一般人に変わりはない。





さーて、次はどうしようね？

第48話→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す