第6話「彼が大人しくは無理だって知ってる」 ページ6
杜王町に来て暫くが経ち､暦は卯月から皐月へ変わった｡
「あの脅迫して来た弓と矢を手にしたスタンド使いについてはまだ足取り掴めてない…その代わりではないけど…他のスタンド使い達はぞくぞくと姿を現してる」
実は少し前に弓と矢を手にしたスタンド使いから杜王町から出て行けと脅迫の電話を承太郎がうけた｡
そしてさらにその後､日が経つにつれてこの町のスタンド使い達がぽつりぽつりとその姿を見せ始めていた｡
「そのスタンド使い達に…仗助や億泰､康一君が出会ってるわけだが…」
「スタンド使いは引かれ合う…らしいね」
「だとすると…仗助の奴も矢張り無関係ではいられないか」
仗助は矢張り巻き込まれるタチの用だった｡
数日後､私達は野原へ向かった｡
「参ったなァ」
「全くだ」
昨日SPW財団から連絡が入った｡
＿ジョセフ・ジョースターが明日の正午杜王町港に到着する予定だと｡
実は一昨日､仗助の家に弓と矢を奪ったスタンド「レッド・ホット・チリ・ペッパー」が来た｡
仗助の話によると奴は確実に力を付けてきているようだった｡
そして仗助自身にも脅迫してきたらしい｡
それにしてもジョセフ来日と奴が居るタイミングが良くも悪くも重なったものだ｡
ジョセフがスタンドで念写すれば奴本体の居場所が分かる｡だがそんなジョセフの存在を奴が知れば見逃しておくわけがない｡
というわけでジョセフを護衛すべく私と承太郎が仗助に康一と億泰を連れてくるよう頼んだ｡
奴は電気のスタンド､なので街中ではなく野原を集合場所にした｡
電線の中を自在に行き来できるスタンドなのでこちらの話を盗聴される可能性が高いからである｡
野原で皆と合流し､彼の護衛の旨を伝えた｡
仗助の前ということもあり名前を言おうか迷っていると流石に話の内容から康一が先に､そして康一に言われ仗助も察した様だった｡
真逆と驚いていたその時､突然億泰の乗ってきたバイクのエンジンがひとりでにかかった｡
一斉にそちらを見ると奴が､レッド・ホット・チリ・ペッパーがバイクの上に居た｡
バイクのバッテリーの中に潜んでいたのだ｡
聞かれてしまった｡
「正午に…港だとぉ?…この俺を捜し出せる老いたスタンド使いだとぉぉぉぉッ!!その老いぼれは!港に到着と同時に殺すッ!!」
「ジジイのことを知られてしまった!つまり…仗助の父親のことを!」
チリ・ペッパーはバイクを走らせ逃げようとする｡
「こいつは拙いな…このまま逃げられたらジジイのところに行かれてしまう!」
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夢書き(プロフ) - りつさん» 有難うございます!更新頑張ります!浮気騒動の件については後々､詳しく書く予定ですのでお楽しみに!! (2018年12月9日 20時) (
レス) id: a3e5dfe3b2 (このIDを非表示/違反報告)
りつ - 小説とても面白いです！更新頑張って下さい！主人公ちゃんの浮気騒動の件を詳しく知りたいです！シーザーの反応がとても気になります！ (2018年12月9日 19時) (レス) id: 274504bcff (このIDを非表示/違反報告)
夢書き(プロフ) - 野菊さん» 有難うございます!とっても嬉しいです!!更新頑張ります｡ (2018年12月9日 13時) (レス) id: a3e5dfe3b2 (このIDを非表示/違反報告)
野菊(プロフ) - とても面白いです。続きが気になります！更新楽しみにしています。 (2018年12月9日 0時) (レス) id: 8aa83e8ed8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢書き | 作成日時：2018年11月9日 21時
