第15話「狩りの時間です」 ページ15
「赤ちゃんの母親どこにいるんだろうねぇ」
私はソファに座って首を傾げた｡
膝上の猫がもぞもぞと動く｡
「それも気になるがこっちを早くなんとかしたい｡協力してくれ」
承太郎が杜王町の地図を取り出し私に見せた｡
「そうだった…しっかしあのテッチリ野郎…面倒な事してくれたよォ」
「略すならレッチリじゃないか?…まぁ別にいいが｡……兎に角こいつを早急に見つけて」
「狩らないと…ねぇ」
私と承太郎は杜王町の地図を見て眉をひそめた｡
猫がうにゃあと鳴いた｡
「相手がただの鼠じゃなくスタンド使いとなるとなぁ」
「アンタの猫で狩れる…とは限らないしな」
「そうなんだよねぇ…私のにゃんこはあくまで普通のにゃんこだから…」
正に窮鼠猫を噛むになりかねないんだよにゃあとため息をつく｡
猫が地図に興味を示し､てしてしと叩く｡
実は音石が私達に正体がバレる前に弓と矢で1匹の鼠を射たと吐いた｡
弓と矢を使えばスタンド使いを生み出す事が可能｡
だが下手をすれば死んでしまうというなんとも重い性能を秘めていた｡
しかし鼠は矢で射られながらも生きていた｡
つまりスタンド使いになっていたのだ｡
「出来れば捕獲したい…が…殺すというのも視野にいれとかないとな｡…狙撃にしようと思うんだが…どうだ」
「…狙撃かぁ…いいと思うよ｡やっぱりある程度射程距離をもった方がいいからね」
「方法としてはスタンドで弾を撃とうと思う｡その方が効率的にも理にかなってるしな…それに仗助にも協力させられる」
「ああ…成程ね｡その方がいいね｡…弾はどうする?ライフルの弾にしようか?」
「まぁ万が一の為にもライフルの弾は欲しいとこだな…といっても基本的にはベアリングの予定だ」
「了解､んじゃあ…用意してくるね」
猫が膝上をおり､ソファに座ったのを見計らって立ち上がり部屋を出た｡
今回は補佐の役回りということで､私は狩りには不参加｡
よってホテルに居たのだが､そこに慌ただしくSPW財団職員が駆け込んで来た｡
「はぁッ!?2匹ィッ!?」
「そうです!音石は2匹の鼠を矢で射っていたのです!」
「承太郎達へ連絡は」
「それが…先程から何度もしようとはしてるんですが」
そんなやり取りをしていると承太郎から連絡が入った｡
1匹は仕留めたがもう1匹は逃してしまったという｡
そこで逃がした周辺区域を封鎖して欲しいと頼まれた｡
鼠は極めて危険なスタンド使いの為､承太郎と仗助が日没までに始末すると承太郎が言った｡
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夢書き(プロフ) - りつさん» 有難うございます!更新頑張ります!浮気騒動の件については後々､詳しく書く予定ですのでお楽しみに!! (2018年12月9日 20時) (
レス) id: a3e5dfe3b2 (このIDを非表示/違反報告)
りつ - 小説とても面白いです！更新頑張って下さい！主人公ちゃんの浮気騒動の件を詳しく知りたいです！シーザーの反応がとても気になります！ (2018年12月9日 19時) (レス) id: 274504bcff (このIDを非表示/違反報告)
夢書き(プロフ) - 野菊さん» 有難うございます!とっても嬉しいです!!更新頑張ります｡ (2018年12月9日 13時) (レス) id: a3e5dfe3b2 (このIDを非表示/違反報告)
野菊(プロフ) - とても面白いです。続きが気になります！更新楽しみにしています。 (2018年12月9日 0時) (レス) id: 8aa83e8ed8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢書き | 作成日時：2018年11月9日 21時
