第14話「良好みたいね」 ページ14
「ジョセフ!」
「ジジイ!」
「ん?二人とも…どうしたんじゃあ…そんなに慌てて」
「あっ!承太郎さん!Aさん!コイツっすよ!コイツがチリ・ペッパー本体っす!」
駆けつけた時には既に億泰が音石を殴り倒していた｡
船が漸く着いた｡
そしてジョセフと仗助の対面となったわけである｡
皆が見守る中､ジョセフがゆっくりと船内から出て来た｡
仗助は別な方向を見ている｡
ジョセフが進もうとしてよろけた｡
すると仗助が誰より早くジョセフを支えた｡
「足元…気をつけねーと…海に落っこちるぜ」
「す…すまんな｡杖があればちゃんと降りられるんじゃが…今さっきへし折られちまったもんでな」
「……しょ…しょーがねぇなぁ…俺の手につかまんなよ」
仗助が照れながら手を差し出した｡
ジョセフが手をとる｡
ジョセフは仗助に支えられながら歩き出した｡
「む!そうだひらめいた!この杖よォー!クレイジー・ダイヤモンドで直せばいいじゃないかよォ」
億泰が杖を拾い名案とばかりに口にする｡
「ばっ馬鹿!なんてこと言ってるの!もう!馬鹿だな億泰君!……今回だけはねぇ…直さないからいいんじゃあないか…」
康一が涙目になりながら諭した｡
億泰は何で?と困惑する｡
私と承太郎はジョセフと仗助の後ろ姿を見て微笑んだ｡
「今後スタンドで何かやってみろ…地の果てまで追って息の根止めるぜ」
「彼岸への道をデビューさせてあげる」
「おうよ!今度やったら､てめえを閻魔様に裁いて貰うからなぁ!覚えとけぇ!」
「ひぃーッ!!刑務所が一番安全だああああッ!!」
刑務所に入った音石に私と承太郎､億泰が忠告した｡
二度とスタンドで悪事を働かぬようにと｡
音石の部屋から総額5億円の品々が警察によって押収された｡奴はスタンドを使って悪質な盗みを働いていたのである｡
弓と矢についてはSPW財団が無事に回収した｡
弓と矢は今後SPW財団の保護下で研究していく予定だ｡
「ジョセフ…貴方まだ隠し子が」
「ジジイ…またか」
「ち…違うわ!なんでそうなる!」
「冗談､冗談」
「同じく冗談だ」
「お前らなぁ…」
ジョセフが杜王町にやって来てすぐスタンド使いの赤子を彼が拾った｡
仗助と一緒に居た時に拾ったらしいが､ジョセフと赤子をホテルへ送ってくれた仗助がなんだかジョセフと少しではあるが親しげになったというか､距離が縮んだというか｡
なんだかんだで､いい方向に向かっているようでホッとした｡
第15話「狩りの時間です」→←第13話「私の夫も可愛いのよん」
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夢書き(プロフ) - りつさん» 有難うございます!更新頑張ります!浮気騒動の件については後々､詳しく書く予定ですのでお楽しみに!! (2018年12月9日 20時) (
レス) id: a3e5dfe3b2 (このIDを非表示/違反報告)
りつ - 小説とても面白いです！更新頑張って下さい！主人公ちゃんの浮気騒動の件を詳しく知りたいです！シーザーの反応がとても気になります！ (2018年12月9日 19時) (レス) id: 274504bcff (このIDを非表示/違反報告)
夢書き(プロフ) - 野菊さん» 有難うございます!とっても嬉しいです!!更新頑張ります｡ (2018年12月9日 13時) (レス) id: a3e5dfe3b2 (このIDを非表示/違反報告)
野菊(プロフ) - とても面白いです。続きが気になります！更新楽しみにしています。 (2018年12月9日 0時) (レス) id: 8aa83e8ed8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢書き | 作成日時：2018年11月9日 21時
