第11話「眩しいっての」 ページ11
「紙一重の差で高速電線の中に逃げている!そして電線内のこいつは光速に等しい!…承太郎さんだけだ!こいつに追いつけるのは!」
「アスファルトを掘り起こして地下電線を切断する暇は…は?…な!」
ガタガタと音石が震え出す｡
「純水が欲しいところだけど…ここじゃあ無理…だったらあるのを使えばいい」
私は鞭をアスファルトに打ち付ける｡
「まァ不純物を多く含んでるから伝導率は普通の水道水よりそこそこいい…かもね…よく分からんけど」
「動けねぇ…!それに何だ!この寒さはァ!…ん!?氷!氷がッ!」
「正解」
私は鞭を音石に向けて振るった｡
「ぎゃあああああああッ!!」
「鞭は確かに剣や銃と比べれば殺傷力は低い…でもまぁ当たれば無傷では済まないし…それなりに痛いからァ」
「ひ…ひぇぇぇ…」
「グ…グレート」
私は自身のスタンドと波紋を使ったのである｡
音石は仗助に集中し過ぎて周りが見えていなかった｡
私はそこに狙いを定めた｡
スタンドを海水で濡らし､アスファルトの中に入れ電線に少し近づけた｡
電線を一部､別なものに変えて通り道を切断｡
後は引っ掛かるのを待つだけ｡
来たら来たで波紋を流し周囲を凍らせる｡
といっても熱で直ぐに氷は溶ける為､攻撃するタイミングはほんの少しだけしかないのだが｡
痛めつけられる仗助を見ているだけなんて私には到底無理だ｡
誇りをかけたような決闘なら邪魔はしないが､こういうのなら私は加勢する｡
「チックショウ!このアマッ!」
痛みにもんどり打っていた割に意外と早く立ち上がった音石はスタンドを自身の傍まで一旦戻し､軽率にも私にそのまま向かって来た｡
また下に潜ればそれなりに戦えただろうに｡
「おい待てよ…音石｡俺の方を相手にしてくれんじゃあなかったのかい?」
すかさずクレイジー・ダイヤモンドの拳のラッシュが音石に叩き込まれた｡
「やったぁー!今度こそ大当たりぃ!」
「大当たり?そいつはグレートだぜッ!景品貰えっかよぉもっとぶちのめせばよォ」
「あら､じゃあ私が景品あげましょうか?」
ブランド物とかいいんだろうが何をあげよう｡
そういえば､仗助ぐらいの歳だった頃の承太郎に腕時計を送ったりした時そこそこ喜んでいた気がする｡
「お…俺はよぉ…おめぇらに対してかなり巫山戯てたような気がするよ｡自分のよぉー巫山戯た考えは反省して改めなくっちゃあなぁ!もう余裕はねぇ!残り19秒しかねぇしなぁーッ!必死になるよォーッ!!」
すると突如チリ・ペッパーが直視出来ないほどに輝き出した｡
第12話「電気はよぉーく通るのさ」→←第10話「私的にはあっちの方が好み」
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夢書き(プロフ) - りつさん» 有難うございます!更新頑張ります!浮気騒動の件については後々､詳しく書く予定ですのでお楽しみに!! (2018年12月9日 20時) (
レス) id: a3e5dfe3b2 (このIDを非表示/違反報告)
りつ - 小説とても面白いです！更新頑張って下さい！主人公ちゃんの浮気騒動の件を詳しく知りたいです！シーザーの反応がとても気になります！ (2018年12月9日 19時) (レス) id: 274504bcff (このIDを非表示/違反報告)
夢書き(プロフ) - 野菊さん» 有難うございます!とっても嬉しいです!!更新頑張ります｡ (2018年12月9日 13時) (レス) id: a3e5dfe3b2 (このIDを非表示/違反報告)
野菊(プロフ) - とても面白いです。続きが気になります！更新楽しみにしています。 (2018年12月9日 0時) (レス) id: 8aa83e8ed8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢書き | 作成日時：2018年11月9日 21時
