親友が気に入られてた【灰谷兄弟】

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『あれ、？3人ともどうしたん？』

夢｢A！！大丈夫！！？？｣

『大丈夫だよ』

竜｢回されてんのかと思ったわ｣

『私は簡単に回されないからやめて』

蘭｢アイツらは？｣

『追い払ったからもう居ないよ

夢見〜〜次クレープ食べ行こ』

夢｢うん！行こ行こ！！｣

蘭｢追い払った…ね〜｣



折角の苺無駄にされたのに怪我無しで帰らすわけないじゃん

まあ結局はスッキリ出来たし夢見とのデート楽しむか



『2人は来んな！！！！』

蘭｢だから言ったろー？夢見守りてぇんだよ｣

『大丈夫だよちょっとくらい』

竜｢テメェはな。夢見と一緒にすんな｣

『何それ酷』



夢見を気に入ったんじゃなくて、好きになんじゃないのこの2人…



竜｢族潰しも出てきたし、巻き込まれるかもしれねぇ｣

夢｢族潰し？｣

竜｢チームが潰れていってんだよ｣



何処の県にも族ってあるんだ。
2人で行きたかったけど仕方ないか


言い合いは多々あったが長い間夢見とのデートは楽しめた

夢見を家まで送った後家に帰るのもつまらないなと都市に向えばナンパにあってしまった

何度も断ったあと手を出そうとしてきた。どうやらクズな族に入ってる野郎みたい



『なら手加減はなしだね』

｢あ？……あがっ！｣



野郎共が床に散らばり足の踏み場もない



｢お前が噂の族潰し？｣



聞いたことある声が後ろから聴こえる

私は他の人より耳がいい、1度聞いた声は間違えない


灰谷兄弟に見られたんだ


毎回東京で喧嘩をする時はフードを被ってる。勿論今も
だからまだ私だと言うことは気付かれていないと思う
不幸中の幸いと言ったところか



竜｢暇だから相手しろよ｣



なんでよさっきはまだ手出さないとか言ってたじゃん、、、逃げるか



蘭｢鬼ごっこ？いいぜー俺ら鬼な？｣



鬼ごっこじゃないんよ……

10〜9〜8〜〜、と蘭が楽しそうに数えだす

待ってくれるんならもうさっさと逃げてしまおうとまだ慣れない街で上手いこと逃げるが私の行く先は2人にはお見通しだった



竜｢俺らの勝ちだな｣

蘭｢てことで顔見せろー？｣



フードに迫ってくる蘭の手を折ろうかと思ったけど夢見の好きな人となると私の手は動かなかった



蘭｢は、A？｣

『追い掛けて来ないでよ…』

竜｢族潰しってオマエなのか？｣

『東京の族潰してる自覚あるし多分そうだと思う』

蘭｢取り敢えずどっか行くか｣

『えぇぇ…』

竜｢詳しい事聞きてぇし、どうせ暇だろ｣

『分かったから腕引っ張るな！』



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