親友が気に入られてた【灰谷兄弟】

#17 ページ18

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電話を切ってまだ数分しか経ってないやばいやつだ。



竜胆｢ちょ、なにしてんの！？｣

『うるさい！蘭！早く起きて！
もう逃げられん、せめて隠れて！！！』

竜胆｢んな揺らしたら起きるって！｣

蘭｢うるせぇ……んだよ｣

竜胆｢ほらあああああああ｣



2人を隠そうとしてると連続して聞こえるチャイム
その次はドンドンと扉を叩く音が聞こえる。次は扉壊してくる



そう思った私はもうどうにでもなれと扉を開けた。
勿論チェーン付き



『おはようイザナ、はやかったね』

イザナ｢はやかったねじゃねぇ。これなに｣



そう指さすのはやっぱりチェーン



『だって思ってたより早かったんだもん。まだすっぴん』

イザナ｢今更。｣

『はは…だよねぇ』

イザナ｢今すぐ開けろ｣

『開けたら死人出る』

イザナ｢あたりめぇだろ｣

『うわぁ、分かった！分かったから！ガチャガチャしないで壊れる！！！！』



そう言い1度扉を閉めチェーンを外した。
すぐにイザナがドスドスと入ってくる



イザナ｢オレのに手出したのは誰｣



私は後ろにいたカクちゃんを肘でつき、止めてよ！と言うが



鶴蝶｢俺には止められなかった｣



とシュンとした顔で言われる。
そりゃそうだ仕方ないカクちゃんは何も悪くない。かわいい



竜胆｢ダレだよ｣



そう言って出てきた竜胆はイザナを見て目を見開く



竜胆｢……後方彼氏面｣

イザナ｢死にてえんだな｣

『バカ！！！！』



竜胆、そして続いて不機嫌な蘭もお察しの通りになってしまった。



イザナ｢そんなヤツに手当てなんかいらねえ。さっさとコッチ来い｣



保冷剤を竜胆と蘭に渡してイザナの元に向かう。



蘭｢何、イザナとA付き合ってんの｣

『いや？付き合ってない』



ｺﾞﾝｯ



そんな音と共に感じた痛み。



イザナ｢…………｣

『付き合ってはないけど！！お兄ちゃんみたいな？？』

イザナ｢で？オマエらとAは｣

『おともだち』



なんとかイザナを落ち着かせることができた。
多分蘭たちも許された

そして教えられたのは蘭と竜胆が入ったのはイザナが総長である天竺だと言うこと。
なるほど、そこが一緒だったんだ。



竜胆｢電話の相手、イザナなら早く言えよ｣

『ごめんごめん』

蘭｢……まじいてぇ｣



2人とイザナが知り合いとしったそれからはよく4人同時に家に押しかけて来るようになった。

賑やかにはなったか、

まあめでたしめでたし。

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