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それから私達は新たな任務へと出発した
炭「なぁA、地獄ってどんな所なんだ?」
珠世と仲良くなったのを期に、炭治郎とも仲良くなった
『どんな所って言われてもねぇ…。炭治郎は地獄についてどれだけ知ってる?』
炭「え?えーっと、三途の川とか閻魔大王とか…ん?今思えばそれだけしか知らないな」
『だろうね、人間は皆その程度のことしか知らない。
でも、地獄は想像しているよりも遥かに広くて、深い。』
炭「…教えて、くれないか」
『…いいよ。いずれは君も、進む道だから』
『まず人は死ねば三途の川を渡る。
渡る際、罪の重さによってどこを渡るか決まるけどね
善人は橋を、罪人は悪竜のいる河を。
けど、三途の川には渡し船というものがある。
渡し船の料金は六文。葬式の際に六文銭を死者に持たせるのは、渡し船を買わせるため。
六文銭を持たされなかったものは奪衣婆と懸衣翁に衣服をもぎ取られ、その衣服の重さで渡るところを決められるわ、服の重さが罪の重さとなる
炭治郎も、死ぬ際には家族に頼んでおいた方がいいわよ』
炭「なるほど…三途の川にもそんな深い意味があったんだな…」
『そうね…そして三途の川には、賽の河原というものがあるわ。』
炭「賽の河原?」
『…親よりも早く先立ってしまった子供がたどり着くところよ』
炭「!?、まさか、子供にまで…!?」
『これは、親不孝の報いで罰せられる。
安心して、暴力とかそんなのはないから』
炭「!、…それなら、いいんだ…」
『…賽の河原にいる子供は、親の供養のため積石塚、または石積みの塔を完成させると供養されるわ。
けれど、それを完成させる前に鬼に何度も崩される。それの繰り返しよ、完成させた子は滅多に居ない
でもね、そんな子達にもちゃんと救いはあるわ
最終的に地蔵菩薩に救済されるの
また、この世に生を受けて、前世よりも長く生きられる
前世で生きられなかった分まで……世界のいろんなことを知っていく』
炭「……Aも、最近そこへ行ったのか?」
『ええ、行ったわ。上司の付き添いで』
炭「…そうか。」
『…どうする、まだ聞く?』
炭「…あぁ、聞こう」
興味を持つ炭治郎に自分も興味を持ちながら、足を動かし、口を動かした
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Nami - 鬼灯さんと夢主ちゃんの関係とか柱にバレたりしちゃうのかな?それで鬼灯さんか柱か嫉妬とか…?🤭 (8月16日 20時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
天縁零 - ギャグかなって思ったら十二鬼月のところの夢主の真面目な感じとかあって凄いと思いました! (2020年9月8日 18時) (レス) id: 0a308e203c (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - めっちゃ好きです!続きをください! (2019年11月6日 23時) (レス) id: 255f06e68e (このIDを非表示/違反報告)
すものうち - このクロスオーバーとっっってもすきです!これからも頑張ってください! (2019年11月5日 2時) (レス) id: 4be92db5fe (このIDを非表示/違反報告)
ミドノ - この作品が好きです!!続きがとても気になります!! (2019年11月5日 1時) (レス) id: fa2990b843 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:繭花 | 作成日時:2019年8月22日 18時