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放り投げられた 33 ページ36

中也side

枕投げをしたあと疲れたのかぐっすりと寝るAの頭を撫でる

エリス嬢もずっとAのそばにいる

森「それにしても、誰なんだろうねぇ、こんなに可愛いAちゃんを捨てたのは」

中「それが…俺にも検討がつかなくて。

Aと初めてあった時は近くにそれらしき建物はなく、全て廃墟でした。

Aが歩いてあそこまで来たのか、或いは…」

樋口「…遠いところから、あそこへ…捨てられた」

芥「…そう考えるのが妥当ですね」

エリ「Aお姉ちゃんを捨てるなんて…許せない…」

エリス嬢から強い殺気が漏れつつある

流石首領の異能と言うべきか

中「…そう言えば、もうひとつ、不可解な点が」

森「なんだい?」

中「Aのことを調べたんですが、戸籍がないんです」

樋口「つまり、戸籍登録されてない、ということですか…?」

森「ふむ…私も詳しく調べておこう、正直、Aちゃんを捨てた人にはエリスちゃんと同じく罰を与えたい気持ちだからね」

中「ありがとうございます」

夢「……ねぇ、Aちゃんの様子が変だよ」

中「?、A…?」

Qにそう言われ、Aの方を見る

確かに、顔色が悪いし少し魘されている

時間が経つにつれそれはどんどん悪化していく

中「Aッ…?おいっ、A!」

こんな時、どうすれば…

エリ「チュウヤ、落ち着いて。汗がすごいから、とりあえずタオルで拭きましょう、そして通常の体温よりも高い…、リンタロウ!濡れタオル!」

森「嗚呼、持ってきてあるよ!」

俺が取り乱しているとエリス嬢が的確な対処をしてくれた

こういう時、医者の知識は頼もしい

『…っかぁ、さ…!』

中「!」

尾崎「今…お母さん、と言ったかえ…?」

『ちが、ぅ…、かぁ、さっ……!』

ずっと、ずっとお母さんと呼び続けている

なぁ、なんでそんなに母の名を呼ぶんだ?

手前を捨てたやつだろ?

手前に虐待をしてきたやつだろ?

手前を縛るやつはもう居ないはずなのに

どうして、そんなに

苦しそうなんだよッ…!

『……て…』

『…す、けて……ちゅ、や…』

"助けて、中也"

Aは今、確かにそういった

Aが初めて、俺に助けを求めた

中「ッ───A!!!!」

大丈夫だ

手前がどんな暗闇の中にいても

俺が必ず


見つけ出す

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ロア - 今の私とまるっきり同じなんだけど (2022年9月21日 17時) (レス) id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - e…設定のやつ私ジャングル田中 (2022年9月21日 17時) (レス) @page1 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
酸素無駄遣い装置 - 私も放火事件のニュース、見ました。最近は、理不尽極まりない、事件、事故が多くて、ニュースを見れば毎日そう云う事件の事を目にします。これを機に一人一人が何か行動を起こすべきなのかもしれませんね。 (2019年7月23日 18時) (レス) id: 8cc010c4ca (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(もみじ) - 院長先生好き。なんか・・・声がいい!(まぁ一番はちゅややけんな!) (2019年7月3日 21時) (レス) id: a1dab6af9d (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - 更新待ってます!頑張ってください! (2019年6月9日 16時) (レス) id: b826bbf687 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:繭花 | 作成日時:2019年5月14日 5時

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