あなたの妄想詰め込みました。

ダイエット：ケビン ページ4

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ケビンside





「なぁ、これ食べる？」





俺はソファに座ってスマホをいじっているAに大好物のプリンを差し出した。





『···いらなーい』





ちらっとプリンを見たあと、残念そうな顔をしてまたスマホの画面に視線を戻した。






どうしたんやろ···。





いつもなら、『欲しい!!!マジで嬉しい!!!!ありがとうな!!!!』って言って飛び込んでくるのに。





今日は好物のプリンにも反応しなかった。





「Aどうした？せっかくプリン買ってきてあげたのに。」




このプリンけっこう有名なお店のプリンなんだけどなー。




『今、私ダイエットしてるから。甘い物持って来やんといて』





はぁ？ダイエット？






「なんで急にダイエットし始めたん？」





『この前、久しぶりに体重計乗ったらやばかった···。それに！やせたら、先輩がかわいいって褒めてくれるかも！』





なんやねん。先輩のためか。





Aは今のままで充分かわいいし、





太ってるだけでAのことを嫌うような奴なら絶対俺が渡さない。







はぁ、なんで俺じゃないん···。






俺のほうがずっとAのことを思ってるのに。

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