裏表ガールの事情！！ (ページ4)

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自分の好印象ページ4

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｢お前、朝のなんだよ｣

昼休み、エレンに呼ばれて人気のない階段の踊り場に呼ばれた。

『なんのこと？』

｢お前ふざけんなよ｣

ﾀﾞﾝｯと、壁を蹴った。

『こわーい』

｢…バラすぞ｣

エレンの襟首をつかみ

『別にいいのよ？だって、今のあなたは私にフラれたことになってるんだから。

そこで私の裏表の性格をバラしたって、フラれたことを憎んで言い訳してるようにしか見られないわ。』

私の手を払い、舌打ちをする。

｢お前やっぱ、気持ち悪ぃ｣

『……今さら？』

深い溜息をつきながら、しゃがみ込むエレン。

｢なんでそんな、性格してんだよ。｣

『別に……』

あんたに話すことでもない。

きっと私のこと本性を見せたところで、みんな避けるだけ。

｢今の方がいいんじゃね？そんな気持ち悪ぃ表より。裏のほうがいいと思うけどな。｣

『……本当の私を見せたところで何？どうなるの？』

エレンの気持ち悪ぃという反応は、きっと普通なんだろう。

だって、ファッションに詳しいとみんな寄ってくるし、頭いいと褒められるし、運動神経いいと頼られるし、愛想いいとみんな離れない。

｢それがお前自身ならいいけど、嘘つくだけ辛いからな。｣

そう言って、エレンは教室に戻った。

『調子に乗るなよ……っくそ』

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