隠し事7 ページ8
.
『(ねむ……)』
学校がある日の朝ってやけに眠いんだよな…
そう思いながら走ってアカデミーに向かう。
朝はギリギリまで寝たいので、家を出る15分前に起きる。
着替えは二分で、歯を磨くのに三分。
残り十分で登校。
我ながら完璧なスケジュール。
「新しい仲間を紹介する!入ってこい!」
『(___お、時間ぴったし)』
着いたと同時にカラカラと扉を開けると
大きい声が教室に響いた。
「A!!?」
『(おぉ、金髪って目立つ)』
驚いた様子に笑いそうになるのを堪えて
ヒラヒラと手を振って先生の隣に立つ。
先生が紹介してくれるそうなので立って教室を見るが、
誰が誰だか分からん。
『(もっと友達の話聞いとくんだったな……)』
改めて後悔していると、どうやら紹介が終わっていた
ようでナルトの隣に座れと言われた。
「オレってば聞いてないってばよ!!?」
『……ドッキリ大成功』
してやったりとニカッと笑って言うと
先生にうるさいと怒られる。
成績上位を保たないといけないんだった。
_______
_____
___
先生に叱られつつ、お昼休憩になった。
おにぎり食べて寝ようと思っていると声をかけられた。
「A!一緒に食べようってばよ!」
『…うん、いいよ』
そう言うとパッと顔が明るくなった。
眩しっ…と思った途端、手を掴まれ、廊下を走り出した。
『!?』
いきなりのことに動揺を隠せないまま
屋上のようなところに出た。
「おっせーぞナルト!!」
「ごめんってばよ」
頭の上に犬……と驚きつつ
三人の顔を見る。
「その子は?」
「いつも言ってたAだってばよ」
「おまっ…女子だったのかよ……」
『(性別教えてなかったんだ……)』
頭に犬が乗ってるのが__で、このツンツン頭が____!!んでもってこのぽっちゃりが____!!それで……
ふと、桜乃との会話を思い出す。
記憶が合っていれば三人の名前は……
『キバ君、チョウジ君、シカマル君……か』
「あれ、オレってば紹介したっけ?」
『……さァ?』
曖昧な返事にムキーッと怒り出しそうな
ナルトを宥めながら三人に話しかける。
なんか、思っていたよりも楽しいかも。
130人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
自由人(プロフ) - とてもおもしろく読ませてもらっていマス!!無理せず頑張って下さい!!楽しみにしています!! (8月16日 1時) (レス) id: b34eb76dce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カワラノ | 作成日時:2023年8月8日 15時