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隠し事5 ページ6

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時が過ぎるのは早く、退院から一年が経った。
おそらく6才になったと思う。




6才になり嬉しいことがあった。
監視がなくなった、ということだ。





『(とりあえず初級のものから……)』





薄暗い森で本を頼りに
基礎的なものから始めていく。




ここへ来てしばらくすると
この世界の主人公を見た。


友人の話は聞いていたからなんとなく予想していたが
強い子、というのが印象的だ。



話そうとも思ったが、
なんて声をかければいいのか____





『___ぬわぁ!!!』





つい油断して
川に落ちる。



全身びしょ濡れ……




特訓を開始して二週間経つが、
どうやらわたしは持続力がない。


そのため里を走ったり、
このように水の上で立てるように頑張っている。





『(落ちたけどいつもより長くできた……!!)』





もしかしたら、と思い
分身の術に挑戦する。





『(未、巳、寅……)』





ボンという音と共に分身が現れた。



前回は一瞬で消えてしまったが、
今回は保てることができた。





『っしゃ……!!!』





薄暗い森でひとりガッツポーズをする。
できると楽しい。









_______








_____







___









『(できたのはいいが……めっちゃ疲れた……)』





水面で保てたと余裕ぶっこいて分身の術
するんじゃなかったと後悔する。





ラーメン一楽行きたい……!!んでもって……んふふ





そんなこと友達が言ってたなということを思い出し、
八百屋さんに場所を聞く。





『(おぉ……!!)』





美味しそうな匂いに感激しつつ、
のれんをくぐると快く受け入れてくれた。




『(……あ)』





ふと隣を見ると、黄色の髪の毛に
青い目が目に入った。





『……ねぇ』



「っ!!」





話しかけただけでこのビビり方……
やっぱりあの時なにかするべきだったか。



過去のことだからしょうがない。





『ここのラーメン初めてなんだけど、オススメある?』





そう聞くと小さい声だったが
醤油と答えてくれたため、醤油を頼んだ。





『…わたし、Aって言うんだ。友達にならない?』





友達いないんだ、と言いながら
手を差し出すと驚いた表情をした。





「……いい…ってばよ」



『!!』


『よろしくね』





断られると思っていたが
了承してくれてホッとする。


その後ラーメンを食べながら名前を聞いたりしたが、
やはり警戒されている。




ショックだが、仕方ない。

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自由人(プロフ) - とてもおもしろく読ませてもらっていマス!!無理せず頑張って下さい!!楽しみにしています!! (8月16日 1時) (レス) id: b34eb76dce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カワラノ | 作成日時:2023年8月8日 15時

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