考え事34 ページ35
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すると、先程と同じように
水分身が現れた。
「ククッ…
偉そーに額あてまでして忍者気どりか…」
「だがな、本当の忍者ってのはいくつもの死線を越えた者のことをいうんだよ」
「つまり…オレ様の手配帳にのる程度になって初めて忍者と呼べる…
…お前らみたいなのは忍者とは呼ばねェ…」
「!!」
「ナルトォ!!」
また姿を消したかと思った途端、
ナルトが蹴飛ばされてしまった。
「お前らァ!!
タズナさんを連れて早く逃げるんだ!!
コイツとやっても勝ち目はない!!
オレをこの水牢に閉じ込めている限りこいつはここから動けない!」
「水分身も本体からある程度離れれば使えないハズだ!!
とにかく今は逃げろ!」
先生の言葉に緊張が走るが、
やはり死ぬことに抵抗がないからか違和感を覚える。
『(水の牢獄……
どうにか注意をこちらに引ければ……)』
すると、ナルトが立ち上がって
再不斬に向かって走り出した。
「うおおおお!!!」
「バ…バカよせ!」
「あいつ…」
「あ!ナルトォ!!何考えてんのよ!」
やはりというべきか、
ナルトはまた蹴飛ばされてしまった。
「一人で突っ込んで何考えてんのよ!
いくらいきがったって下忍の私達に勝ち目なんてあるわけ…」
「!!」
こりゃ逃げる気ないなと
額あてを握るナルトにどこか安心する。
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自由人(プロフ) - とてもおもしろく読ませてもらっていマス!!無理せず頑張って下さい!!楽しみにしています!! (8月16日 1時) (レス) id: b34eb76dce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カワラノ | 作成日時:2023年8月8日 15時