転生してきたことを隠そうと思います。【NARUTO】 (ページ31)

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考え事30 ページ31

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「よーしィ！ワシを家まで無事送り届けてくれよ」

「はいはい」

運んでくれた方に会釈をしつつ、
暫く歩いているとナルトが手裏剣を投げた。

「そこかぁーっ!!」

「！」

春野さんや先生に叱られると
反省したかと思いきや、また手裏剣を投げた。

先生の忠告聞いてなかったのか……

「だからやめろー!!」

「ホ…ホントに誰かがこっちをずっと狙ってたんだってばよ」

「はいウソ！」

春野さんってナルトに容赦無いよね…と
思いながら手裏剣を投げた方向に行く。

すると、ウサギが気絶していた。
可哀想だけど白色で綺麗。

『(白色……？)』

アレ、と疑問に思っていると
先生が突然声を上げた。

「全員ふせろ!!」

「『！』」

頭上をノコギリのような刃物が
通り抜けるのを目で追う。

木に刺さるとその上に人が乗った。
とりま上半身どしたん……

「へー、こりゃこりゃ、霧隠れの抜け忍桃地再不斬君じゃないですか」

ナルトが飛び出しそうになったのを
先生が阻止する。

「邪魔だ。下がってろお前ら。
こいつはさっきの奴らとはケタが違う」

「このままじゃぁ…ちとキツイか…」

そう言って額当てに手を置く。
なんか、あるある展開…とか言っちゃダメか。

「写輪眼のカカシと見受ける…
じじいを渡してもらおうか」

「卍の陣だ。
タズナさんを守れ。

お前達は戦いに加わるな。
それがここでのチームワークだ」

「……再不斬。まずは…オレと戦え」

そう言って額当てを上げると
片目だけ赤い目をしていた。