転生してきたことを隠そうと思います。【NARUTO】 (ページ20)

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隠し事19 ページ20

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『(やっべ、寝落ちした……)』

でも、先生も遅刻してるだろうと思いながら
演習場に向かうともうみんながいた。

「Aってば遅刻だってばよ!!」

『ごめんごめん。つい本読んでたら…』

後頭部に手を当てて笑いながら言う。
にしても、本当に来てないとは……

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「やー諸君おはよう！」

「おっそーい!!!」

二人のブーイングに触れもせず、
突然時計を取り出し切り株の上に置いた。

『「？」』

「ここにスズが3つある…これをオレから昼までに奪い取ることが課題だ」

「もし昼までにオレからスズを奪えなかった奴は昼メシぬき！

あの丸太に縛りつけた上に目の前でオレが
弁当を食うから」

シンプルに性格悪いな。

「スズは一人１つでいい。

3つしかないから…必然的に一人丸太行きになる」

「…で！

スズを取れない奴は任務失敗ってことで失格だ！

つまりこの中で最低でも一人は学校へ戻ってもらうことになるわけだ…」

雰囲気がピリピリとするのを感じつつ
どこか違和感を覚える。

「手裏剣を使ってもいいぞ。
オレを殺すつもりで来ないと取れないからな」

「でも!!
危ないわよ先生!!」

「そうそう！黒板消しもよけれねーほどドンくせーのにィ!!!

本当に殺しちまうってばよ!!」

この発言に対し
怒ることもなく淡々と返す。

「世間じゃさぁ…実力のない奴にかぎってホエたがる。

ま…ドベはほっといてよーいスタートの合図で」

『(うわぁ……)』

挑発だなと理解するが当の本人は
相当腹が立ったようでクナイを構えるが一瞬にして捕らえられる。

「そうあわてんなよ。
まだスタートは言ってないだろ」

『(おぉ、これがこの世界の人間……)』

「でも、ま…オレを殺すつもりで来る気になったようだな…

やっとオレを認めてくれたかな？」

「ククク…なんだかな、やっとお前らを好きになれそうだ…

……じゃ、始めるぞ!!」

「…よーい…スタート!!!」

合図とともに
各々が隠れた。

ナルト以外。

『(……にしても、あの先生のことだ。
裏があるはず)』

とりあえずスズの数。

わざわざ3つ。
それも教える必要があるのか。

仲間割れしてください!!と
言っているようなモンじゃないか。

頭のなかで一つ一つ状況を整理する。
あの先生が考えそうなこと……