隠し事13 ページ14
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言葉では表現できない悲しさを
抱えたままアカデミーに行く。
『(わたしがいたから、落ちたのかな……)』
忍者登録書の写真を撮ってもらうときも、
食べる時も常に頭の中はそれで埋まっている。
やはり、転生というのは嬉しくない。
いいところがないじゃないか。
思わず机に突っ伏していると、
聞き覚えのある声にバッと顔を上げる。
「Aってばお腹痛いのか?」
『ナルト…』
吹きこぼれる嬉しさで
にやけそうで泣きそうになるのを堪える。
_____ちゃんと額当てをしている。
後で事情を聞けばいい。
今は、祝おう。
『……おめでとう、ナルト』
すると、一瞬キョトンとした顔をした後に
してやったりと言うようにニカッと笑った。
「ドッキリ大成功だってばよ!!」
その一言に思わず吹き出してケラケラと笑う。
よかった、本当に。
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自由人(プロフ) - とてもおもしろく読ませてもらっていマス!!無理せず頑張って下さい!!楽しみにしています!! (8月16日 1時) (レス) id: b34eb76dce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カワラノ | 作成日時:2023年8月8日 15時