隠し事12 ページ13
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『……』
合格した子供を褒める親。
微笑ましい姿の奥に、ブランコにぶらさがる
少年を見て5歳の時の自分を思い出す。
なんて話しかければいいか
分からなかった時の自分がまだいる。
またこの感じ……と
胸を抉られる気持ちになる。
「ねェ、あの子……」
「例の子よ。一人だけ落ちたらしいわ!」
「フン!!いい気味だわ……」
「あんなのが忍になったら大変よ」
「だって本当はあの子…「ちょっと、それより先は禁句よ」
ぐちぐちと悪口を言う
誰かのお母さんであろう二人。
それより先は禁句……か。
ナルトの正体は知っていた。
友人がよく怒っていたのをよく覚えている。
あんな態度しておいて、助けてもらったら 讃えるとか納得いかない…しょうがないけど…
あの時はなんとなくで聞いていたが
今となっては物凄くわかる。
全身がパチパチと怒りが
逃げるところを必死に探してる感じ。
今度こそ、ナルトに声をかけようとするが
もうブランコにはいなかった。
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自由人(プロフ) - とてもおもしろく読ませてもらっていマス!!無理せず頑張って下さい!!楽しみにしています!! (8月16日 1時) (レス) id: b34eb76dce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カワラノ | 作成日時:2023年8月8日 15時