隠し事11 ページ12
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いつも通り15分前に起きて、
走ってアカデミーに向かう。
教室に着くと卒業試験だからか
どこか雰囲気が落ち着かない。
「お、おはよう、Aちゃん」
『おはよう、ヒナタちゃん』
変に緊張してきたとケラケラ笑いながら言うと
少し、ほんの少しホッとした表情をした。
そう簡単に緊張は解けないか…と
思いつつ隣に座る。
するとイルカ先生が入って、
バインダーを持ちながら説明をしていく。
「で……卒業試験は分身の術にする。
呼ばれた者は一人ずつ隣の教室に来るように」
これはマズイのでは……と思い、
ナルトを見ると案の定頭を抱えていた。
祈ることしかできない。
だが、主人公だから大丈夫だろうと信じる。
_______
_____
___
「___次!A!」
『はい』
うんとこおっこいしょっと……と
心の中で言いながら席を立つ。
いくら精神年齢が29才とはいえ緊張しつつ、
怪しまれない程度の速さで印を結ぶ。
変に怪しまれたりでもしたら
とても、とても困る。
『…分身の術』
すると、いつも通りの
特有の音と共に分身が現れた。
「…合格!!!」
思わずホッとしながら額当てを受け取り
お礼を言って教室を出る。
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自由人(プロフ) - とてもおもしろく読ませてもらっていマス!!無理せず頑張って下さい!!楽しみにしています!! (8月16日 1時) (レス) id: b34eb76dce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カワラノ | 作成日時:2023年8月8日 15時