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そんな二人との関係も、裕とサヤカさんが一足先に卒業してしまえば、自然と疎遠になっていき、
ゼミやサークルの繋がりの飲み会でたまに顔を合わせる程度で、個人的な繋がりはなくなっていた。
そして、あたしが就職してからは、仕事に追われて飲み会にはほとんど参加しなかったので、彼らとの交流は一切途絶えた。
ーーそれが、再び彼と出会って、そしてその関係を大きく変えたのは、一年前。
「浅井？！
おまえっ、めっちゃ久しぶりやんけ！！」
久しぶりに参加したサークル繋がりの飲み会。
あたしの姿を見つけ、興奮し過ぎて頬を赤らめて、よく通るどデカイ声であたしの名前を呼んだ裕は、
会わなかった数年の間にその容姿に磨きをかけ、スーツの似合う大人の男になっていた。
正直、若い頃から��男は三十路過ぎてから��と思っていたあたしには、学生時代の裕は全く好みでなかった。
が、久しぶり会った裕は、いい感じに脂の乗ったお年頃に近付いていて、
茶髪でチャラチャラしていたあの頃とは違って、
清潔感溢れる綺麗な黒髪も、
仕立ての良さそうなスーツを着こなす立ち姿も、
スマートに店員さんを呼ぶ落ち着いた声も、
全部、あたしをときめかせた。
「仕事忙しい言うて、ちーとも顔出さへんかったのに、珍しいな？
とりあえず、乾杯やな！」
けれど、数年ぶりにもかかわらず、お得意の人見知りを発揮することもなく、グイグイと寄ってきてくれた裕のおかげで、
「ーー横山さん…
なんかイヤラシイ感じに大人になりましたね…」
「おまっ、イヤラシイてなんやねんっ！
ほんま相変わらずやな…」
なんて、すぐに学生時代のように軽口を叩けるようになった。
「ところで横山さん、いい就職先知りませんか？」
「はぁ？何やねん突然。仕事辞めたんか？」
卒業後に就職した会社は、いわゆるブラック企業だった。
それでも、それなりにやり甲斐もあったし、一度始めた事を途中で投げ出さない変に頑固な性格のお陰で、
あり得ない労働時間と、クソみたいなパワハラに耐えて働いた。
しかし、どうしても耐えられなかったのだ…
「ハゲ親父に枕営業を強要されそうになって、先月末で辞めました！
ただ今無職につき、コネ探しついでに参加してみました〜。」
「はぁっ？！マジで言うてるん？！」
あたしの話を聞いた裕は、自分の事のように憤り、
「俺に任しとき！ええとこ紹介したる！」
最後にはドヤ顔でそう言ってくれた。
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まめまめた(プロフ) - yuki sさん» yuki sさん☆コメントありがとうございます！きゅんきゅんお届け出来て良かったです( ´ ▽ ` ) (2019年8月1日 10時) (
レス) id: 955d73cb24 (このIDを非表示/違反報告)
yuki s(プロフ) - 可愛かったです！きゅんきゅんしました (2019年7月31日 21時) (レス) id: 420ff5d14c (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - まあこさん» まあこさん☆読んでいただけて良かった〜リクエストにお応えして書くが初めてだったので、こんな感じでいいのかなぁ？と一人でドキドキしておりました(￣▽￣;) 楽しんでもらえたなら幸いデス(´∀｀=) (2019年7月29日 17時) (レス) id: 955d73cb24 (このIDを非表示/違反報告)
まあこ - 以前にリクさせて頂いた者です！書いて下さりありがとうございます！更新が上がってるのを見てもしや！とテンションが上がり、読ませて頂いて胸がドキドキして1人で悶えさせて頂きました！(笑)悶々とする安田くんほんとに最高でした！めちゃくちゃ嬉しいです！ (2019年7月29日 13時) (レス) id: 33083b39c7 (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - ブルームーンさん» ブルームーンさん☆いよいよ大阪はじまりますねっ！たーっぷり愛を受け止めてきてください(≧∀≦) ちなみに私は自分史上最高の席で受け取った愛の余韻からまだ抜け出せてません(〃ω〃)笑 (2019年7月27日 7時) (レス) id: 955d73cb24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめまめた
| 作成日時：2019年6月12日 10時
