おまけ☆あの夜のコト�� ページ42
side 安田
「Aさん…？Aさーん！」
飲酒運転ながらマリオカートで白熱バトルを繰り広げていたはずだったのに、
突然ゴールを目の前に止まって動かなくなってしまった、Aさん操るクッパさん。
見れば、完全に首を下にカックンと折り曲げて寝落ちしている姿に、
思わず、
ふふっ、と笑いが溢れる。
握ったまんまのコントローラを回収しようと手を伸ばしかけたところで、ピクッと動いた体。
「、っん、えっ！？
何でっ？！みんなゴールしてるの？？」
急に覚醒した彼女はどうやら寝ていた自覚もあらへんようで、
なんでぇ？と不満いっぱいの顔で俺を見てきた。
その目はアルコールと眠気のせいでトロントロンやし。
もう一回しよっ、言うて俺の太ももに手を置いてユサユサしてくるし。
「Aさん居眠り運転するからもうアカンて。
ハイ、おーしまいっ。」
そう言うてその手からコントローラを取り上げようとしたら、ギュッて握って離さへんから、
ワザと手加減無しで引き寄せたら、酔っ払いの体はまんまと俺の胸の辺りに吸い込まれてきて、
「もうっ！
ーーでも…なんかこれ、少女マンガとかでありそうな感じだよねぇ。」
なんて、俺の胸から顔を上げて、やっぱしトロントロンの目ぇして、呑気にそんなん言うし。
��もうっ！��はコッチの台詞やし！
そんなつもりやないのに…(今日はまだ)
ちょっと、そんな気持ちになってまうやん！！
そんな俺の健気なオトコ心も、戦う理性もお構いなしな彼女は、
スッと俺の胸から抜け出して、
また元通りの距離を保って座り直した。
その当たり前の距離がもどかしいと思ってまうんやから、
もう完ぺきに惚れてもぉてるやんなぁ…
と今更ながら思ってたら、
「なんかさぁ、最初は感じ悪いしグイグイくるし、��何コイツっ？！��って思ったけど…
安田君ってホストに向いてるよね、絶対。」
ウンウン、ナンバー１になれるよ。
なんて自分の言葉に自分で納得して頷いて、ご満悦な様子でニコニコしとる。
「ーーそれ、褒めてへんやん…」
こんなん誰にでもやってるて思ってるん？
そんなわけないやろ。
「褒めてるよ？
なんか居心地良すぎて怖いくらいだもん。」
とヘニャリと笑う酔っ払いは、ほんまに何にも分かってへん。
その言葉が、俺にとってどんだけ嬉しいか。
「ーー居心地、ええの？」
彼女の顔を覗き込んだ俺は、今どんな顔をしてるんやろうか。
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まめまめた(プロフ) - yuki sさん» yuki sさん☆コメントありがとうございます！きゅんきゅんお届け出来て良かったです( ´ ▽ ` ) (2019年8月1日 10時) (
レス) id: 955d73cb24 (このIDを非表示/違反報告)
yuki s(プロフ) - 可愛かったです！きゅんきゅんしました (2019年7月31日 21時) (レス) id: 420ff5d14c (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - まあこさん» まあこさん☆読んでいただけて良かった〜リクエストにお応えして書くが初めてだったので、こんな感じでいいのかなぁ？と一人でドキドキしておりました(￣▽￣;) 楽しんでもらえたなら幸いデス(´∀｀=) (2019年7月29日 17時) (レス) id: 955d73cb24 (このIDを非表示/違反報告)
まあこ - 以前にリクさせて頂いた者です！書いて下さりありがとうございます！更新が上がってるのを見てもしや！とテンションが上がり、読ませて頂いて胸がドキドキして1人で悶えさせて頂きました！(笑)悶々とする安田くんほんとに最高でした！めちゃくちゃ嬉しいです！ (2019年7月29日 13時) (レス) id: 33083b39c7 (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - ブルームーンさん» ブルームーンさん☆いよいよ大阪はじまりますねっ！たーっぷり愛を受け止めてきてください(≧∀≦) ちなみに私は自分史上最高の席で受け取った愛の余韻からまだ抜け出せてません(〃ω〃)笑 (2019年7月27日 7時) (レス) id: 955d73cb24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめまめた
| 作成日時：2019年6月12日 10時
