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結局いつものように忠義の部屋でダラダラと過ごしていたら、あっという間にもう夕方。
「なぁ、今日寒いし、ウチで鍋にせぇへん？」
ベッドに転がって漫画を読んでいた忠義は、ベッドの下で同じく漫画を読むあたしに向かって、
当たり前のように夕食の相談を持ち掛けるし、
「キムチ鍋がいいなぁ。
あ、でも、あたし料理出来ないよ？」
あたしも当たり前のように返事をする。
ーーあたし達は色々な事を��当たり前��にし過ぎているのだ。
「、、鍋は料理と違うやろ？
まぁ俺が作るからええけど。
読み終わったら買い物行くで？」
あたしの読みかけの漫画を顎で指して言うと、ベッドから降りて支度を始めるから、
あたしも慌てて身支度整えて、二人で近所のスーパーへ向かった。
ほぼ日の落ちたこの時間、車通りの少ない道は薄暗くて、
隣を歩く忠義の表情はよく見えないけれど、
「鍋とか、久々やわ。
キムチ鍋と言えばやっぱビールよなぁ？」
あたしの方を向いて同意を求めるその声は、いかにも楽しそうだ。
「あたし電車で帰らなきゃいけないじゃん。
ーーでも、まぁ、キムチ鍋にはビールよね。」
そう言うあたしの声もきっと、楽しそうに響いているのだろう。
「まだ土曜やし、また泊まってったらええやん。」
だけど、さも当たり前のようにそんな事を言ってくる忠義は、やはり理解不能だ。
だってあたし達は、こんな会話をしながら並んで歩いていても、肩も触れない。
手も繋がない。
そういう距離、そういう関係なのに…
「て言うか、昨夜も言うたけど、もう面倒いし一緒に住んだらええやん。」
この男は、本当に何を考えてこんな事を言うのだろう。
「送るのが面倒なら呼び出さなきゃいいデショ！
今日は電車で帰るから大丈夫ですよっ。」
その何も考えていない無責任発言を、適当に受け流すあたしの心が、
本当はザワザワと、そしてチクチクと音を立てていることに、
忠義は気づいていないのだろうか…
「いちいち行き来するんも、Aが面倒いやろ？」
ーーうん、絶対気付いていないね…
呆れるほどの適当発言に期待など持ってはいけない。
こっちも適当に受け流せばいい。
と分かってはいるけれど、
余りにも能天気な発言に腹が立って、思わず口から溢れてしまった。
触れないように避けてきた、この関係の行きつく先の話。
「ーー彼女が出来たら��抱き枕��なんていらなくなるくせに…」
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まめまめた(プロフ) - 渡璃凛さん» 渡璃凛さん☆はじめまして！コメントありがとうございます！文才なんて恐れ多いっ( ；´Д｀)誤字脱字だらけののろのろ更新ですが、引き続きよろしくお願いします(^^) (2020年9月9日 13時) (
レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
渡璃凛(プロフ) - 初めまして！更新めっちゃ嬉しいです！その文才本当にリスペクトしております、、！更新頑張ってください！！ (2020年9月5日 14時) (レス) id: d9624783f4 (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - ブルームーンさん» ブルームーンさん☆パワーワード笑確かに！笑 (2020年7月13日 12時) (レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - こんにちはm(_ _)m「章ちゃんの相方ちゃん」…なんてパワーワード…呼ばれたい…(ストーリーの主旨と離れててすみません) (2020年7月5日 22時) (レス) id: a475b78d7e (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - あーばるさん» あーばるさん☆コメントありがとうございます！他の作品も読んでいただいているとは、有り難し( ´∀｀)今のところ丸山さん出番少ないですが、ここから出番が増えますので、お楽しみいただけるようがんばります！ (2020年7月5日 19時) (レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめまめた
| 作成日時：2020年1月28日 14時
