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「なぁ…一緒に寝てや…」
３ヶ月前のあの夜、そう言ってあたしを抱きしめた忠義は酔っ払っていて、
「ーーいいよ…」
と彼の頭を抱いて、その柔らかい髪を撫でたあたしもまた、したたかに酔っていた。
大学時代からの友人で、卒業後も月一くらいのペースで会う飲み仲間である忠義は、
元々そこそこ酔っ払うまで(そして周囲に迷惑を掛けるほど)飲むヤツだったが、
その日はいつも以上に深酒していた。
普段のあたしならば、
��もうそのくらいにしときなよ。
寝たら置いて帰るからね。��
と忠告しただろうが、この日のあたしは彼を上回るペースでグラスを空けていた。
だけど、それも仕方がなかったと思う。
「そりゃあ、あたしも悪かったって事は分かってるよ？
寂しかったし、溜まってたんだって言われたら、まぁその通りでしょうね、ってなるよ？」
その１週間前、同棲していた彼が他の女を部屋に連れ込んでいる場面にバッタリ遭遇してしまったのだから。
「でも、毎日終電近くまで残業して帰って来て、そんな気になれないって！
揉んで欲しいのは乳じゃなくて脚と腰なの！」
とは言え、破綻の原因が、仕事にかまけて彼のことを疎かにしていた自分にあることは、重々分かっていた。
だが、しかし。
浮気するにしたって何故部屋に連れ込む？！
あの部屋、元々あたしの部屋でしょ？！
転がり込んできて、家賃もろくに払わず、ラブホ代わりに使うって、流石になくない？！
「ヤツを追い出した所で、別の女と乳繰り合ってた部屋で今後も暮らせるかっつーの！」
止めどなく溢れ出るあたしの愚痴を、
「そーやそーや！
ホテル代ケチる男にロクなんはおらんで！」
と適当な相槌をうちながら付き合ってくれた忠義には感謝している。
だから、
「今日はあたしが奢るから、その代わりゆっくり付き合ってね！」
という言葉に乗っかって、
「まじ？Aちゃん太っ腹やな〜
ほな、遠慮なく思いっきり飲んだろっ♪」
本当に遠慮なく飲み食いしやがったことも、仕方がないと思っている。
そしてその結果、ぐでんぐでんに酔った忠義を、
「もっとちゃんと歩いてよっ！捨てて帰るよ！」
引きずってでも連れて帰る義務が自分にある事も承知していた。
だけど、もし、
タクシーに押し込んで別れていたら、
マンションの下で別れていたら…
きっとこんな事にはならなかった。
ーーあたしは後悔しているのだろうか…
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まめまめた(プロフ) - 渡璃凛さん» 渡璃凛さん☆はじめまして！コメントありがとうございます！文才なんて恐れ多いっ( ；´Д｀)誤字脱字だらけののろのろ更新ですが、引き続きよろしくお願いします(^^) (2020年9月9日 13時) (
レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
渡璃凛(プロフ) - 初めまして！更新めっちゃ嬉しいです！その文才本当にリスペクトしております、、！更新頑張ってください！！ (2020年9月5日 14時) (レス) id: d9624783f4 (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - ブルームーンさん» ブルームーンさん☆パワーワード笑確かに！笑 (2020年7月13日 12時) (レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - こんにちはm(_ _)m「章ちゃんの相方ちゃん」…なんてパワーワード…呼ばれたい…(ストーリーの主旨と離れててすみません) (2020年7月5日 22時) (レス) id: a475b78d7e (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - あーばるさん» あーばるさん☆コメントありがとうございます！他の作品も読んでいただいているとは、有り難し( ´∀｀)今のところ丸山さん出番少ないですが、ここから出番が増えますので、お楽しみいただけるようがんばります！ (2020年7月5日 19時) (レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめまめた
| 作成日時：2020年1月28日 14時
