〇〇フレ？ ページ41
「キスはするなら、キスフレってやつかな？」
まあ、どっちにしてもあたしには理解できないわ〜
なんて呆れ顔のミカの言葉は八割方耳を素通りして言った。
ソフレ？
キスフレ？？
そうか。
そうなのか...
あたしたちの関係は、世間からはそんな単語で表現されてしまうのか...
そんなお手軽な関係だったとは。
ググってみれば、
『ソフレとは』『ソフレ募集』『ソフレ作り方』
『ハフレ』『キスフレ』『カモフレ』
並ぶ字面を見るだけで、なんだかとても虚しくなった。
「せめてビューネ君だと思ってたよ...」
残念ながら本日の同席者は、力なく呟いたあたしに慰めの言葉をかけてくれるような優しさは持ち合わせていないらしい。
「随分と美化してるわね。」
あっさりバッサリ切り捨てられた。
ハイ、ソノトオリデスネ。
あたしは勘違いしていたのだ。
おかしな関係だと思いながらも、心のどこかで特別な関係であるかのように。
純粋で、打算的で、卑怯で、優しい。
そんな特別な関係だと思っていたのだ。
でも現実には、世間にありふれた関係で、何ならネットで相手を探しちゃうようなお手軽なもので。
「うわ…恥ずかしすぎる…」
これまでの自分を思い返せば、襲い掛かってくるのは羞恥心のみ。
「はあ？
何が恥ずかしいのよ？
あたしはそんな関係理解できないし、ボディートークあってこその男と女だと思ってるけど、Aからしたら、すごく理想の関係じゃないの？
恋愛が面倒なんでしょ？
でも人恋しいこともある。
お互い合意の上でそれを埋め合う相手なら、何にも問題ないじゃない。
本当に相変わらず変に純粋と言うか、潔癖と言うか…」
ミカは相変わらずの呆れ顔だけれど、実に大したことない問題だと言い放ってくれた。
そして、サラリと大切なことも教えてくれる。
「まあ、あたしはホストのポチ君のことは何にも知らないから、彼がどういうつもりなのかなんてわかんないけどね。」
――その通りだ。
あたしだってしょーたのことをほとんど知らない。
だから、彼がどういうつもりであたしと一緒にいてくれるのかなんて、わからない。
ふと視線を落とせば、しょーたに貰った腕時計が今日も正確に時間を刻んでいる。
自分の時間を大切にしなさいとあたしに言った彼にとって、
あたしとの時間はどんな時間なんだろう。
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和海(プロフ) - まめまめたさん» わあ読んで頂けていて嬉しいです( ; ; )ありがとうございます！迅速な対応有り難いです！2もドキドキしながら読ませて頂いてます更新頑張って下さい！ (2017年10月1日 18時) (
レス) id: ffd1708021 (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - 和海さん» ありがとうございます！あたしも和海さんの作品読ませてもらってます(^^)名前のご指摘、すみません！気付いたところは直しました！ありがとうございます！ (2017年9月26日 22時) (レス) id: 955d73cb24 (このIDを非表示/違反報告)
和海(プロフ) - 初めまして！ワンコのしょーた、可愛いです(*´ｪ`*)ところどころ名前がゆきちゃんになっているのが気になります！胸キュンいっぱいありがとうございます更新楽しみにしてます！！ (2017年9月26日 13時) (レス) id: ffd1708021 (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - まおさん» ありがとうございます！初作品で拙いところだらけですが、完結までがんばります。安田くんの出番、これから増える予定なので、お待ちください☆ (2017年9月17日 12時) (レス) id: 955d73cb24 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - はじめまして。お話 素敵です。安田くんと今後の絡みも 期待してます。(o^^o) (2017年9月12日 21時) (レス) id: ff70e3e254 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめまめた
| 作成日時：2017年9月8日 12時
