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｢爆弾がまだあるかもしれないって……｣
その一言で周りの目が私に集中したのがわかり、思わず人のいない方へと移動する。龍臣も私の様子に気づきその後ろをついてきた。
｢どうした？｣
｢爆弾がまだどこかにあるみたいで……｣
そう言うと龍臣は驚いた顔をして何か考え込んだ。
『……そいつと一緒なのか』
電話の向こうから低い声が聞こえ、ビクリとなる。同時に溜息らしき音も聞こえた。
｢あの、零さん……また説明するから……｣
別に説明なんて望んでない、なんて言われたらどうしようかと思ったが、降谷はわかった、と小さく呟いた。
『犯人が勤めていた会社が7階にある、とりあえずそこに行ってくれ』
｢わかった｣
｢俺も行くよ｣
龍臣と共に階段を上り、オフィスへと入るとその会社の従業員達が数名居た。
｢ここに爆弾があるかもしれません、皆さんすぐに三階まで！｣
龍臣の呼び掛けに驚いた社員達は皆急いで下へと降りていった。
｢もしかしたら、他の階にも人が残っているかもしれない……龍臣さん、そっちをお願いしてもいいですか｣
その言葉に龍臣は驚いた顔をする。
｢何言ってる、爆弾は俺に任せて……｣
｢もし、怪我をしている人や恐怖で足がすくんでしまった人が居ても私にはどうすることもできません……。
それに龍臣さんは警察官ですし、私よりも安心できると思うんです｣
必死でお願いをすると、龍臣は頷いてその場から離れた。もちろん、1人が怖くないわけではない。でも……
スマホを握る力が強くなった。
人が常にいる場所にある可能性は低い、トイレなど廊下を中心に探していると、消火栓の中に爆弾と思わしき物があった。
思わずゴクリと喉を鳴らすが、すぐに降谷に報告する。
｢零さん、あったよ｣
『よし、どんな形状をしているか教えてくれ』
________________________________________________
｢何……！あと10分もないだと！？｣
降谷の声にその場にいた者達は皆反応した。
｢降谷さん、解除方法は？｣
｢解除コードを入力するタイプだ、しかしこれを知っているのは……｣
犯人しかいない、目暮が先程よりも強い口調でコードを言わせようとするが唐沢は全く話そうとはしない。
｢唐沢さん、確かにあんたはひどい仕打ちを受けたのかもしれない……それでも、ここにいる多くの人たちの人生を奪っていい理由にはなりませんよ｣
新一の説得にも唐沢は黙ったままだった。
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ゆ(プロフ) - ぱぱんださん» 殴り書き文に丁寧に感想くださりありがとうございます。勿論一部の方のみというのは重々承知ですのでこれからも私は続けていきたいと思います (2018年6月11日 1時) (
レス) id: 4d1a807fc3 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぱんだ(プロフ) - が自身もよくわかるだけに、思わず長々とコメントしてしまいました。失礼致しました。そんな方たちばかりではないこともまた、わかっていらっしゃるかと思いますのでこれからもぜひ、更新頑張って下さいね(*^^*)応援しております！ (2018年6月9日 22時) (レス) id: d7440f8beb (このIDを非表示/違反報告)
ぱぱんだ(プロフ) - 少し目につき、少々思うところはありました。それだけ人気なジャンルであることは重々承知していますが、自分の作品として世に送り出す以上、最低限、マナーと責任は持つべきだと私は思います。持論を勝手に申し上げてしまって申し訳ありませんが、柚木様のお気持ち (2018年6月9日 22時) (レス) id: d7440f8beb (このIDを非表示/違反報告)
ぱぱんだ(プロフ) - 前作から密かに読ませていただいております。ツンツンな降谷さん、とても素敵です！今回、騒動の件を読んでコメントさせていただきました。正直な所そのようなことが起こっていたことすら知らなかったのですが、無断転用や転用とまでいかなくとも非常に似た類似作品など (2018年6月9日 21時) (レス) id: d7440f8beb (このIDを非表示/違反報告)
*柚木*(プロフ) - アレンさん» だいぶ感情に任せて書いたので無茶苦茶な文だったと思いますが読んで下さり、また同意してくださりありがとうございます。このような事を起こらせないことは難しいですが、そういった作品を消して行く事は可能です。お互い良い創作活動ができるよう頑張りましょう。 (2018年6月9日 7時) (レス) id: 4d1a807fc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*柚木* | 作成日時：2018年4月1日 21時
