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「「のら?」」
「さっきは、ぶちとみけっていった!」
「のらがみょうじ?」
「あー、えーっと。野良って言うのは、家がない奴のことで…」
「おうちがないの!?」
「かわいそう…」
「そうだな。だからな、今は俺ん家で面倒見てる。俺の家族だ。」
「梅ちゃん、カッコいいぞ!!」
「やっぱり、うめちゃん!」
「ぴよちゃんじゃないの?」
ころころ変わる呼び方に不思議そうな双子に
「ふふ。だってこのお兄さん、梅原 ピヨ吉って言うんだよ。」
と、神谷さんは悪戯っ子のように笑うのだ。
「神谷!!マジいい加減にしろよ?!」
「勝てっこないのにー??ぴ、よ、ちゃん??」
『ふふふっ。』
賑やかで、仲が良い事が伺えるやり取りに、思わず笑いが溢れた。
そんな私に気付いた、梅原くんは恥ずかしそうに頬を掻きながら
「梅原 航平 って言います。」
と、ようやく自己紹介をしてくれるのでした。
『今から帰れば、ちょうどおやつの時間になるので、梅原君も神谷さんも時間あります?もし良かったら…
Bon appetit! 美味しいパンを召しあがれ!』
「良いんですか?軽く運動していたので、小腹が空いてきた所なんです。」
「…っけ。アレが軽く??」
ボソっと言った梅原君の言葉に即座に反応したのは、神谷さん。
「明日から倍。」
「鬼かよ…」
「ひよこから成長する為に、私が貴方に出来ることと言えば、心を鬼にして鍛える事!!
さぁ、腹が減っては戦は出来ぬ!出発しましょう。」
『ふふ、トレーナーさんと何かの選手さんなんですか?甘いパンより、惣菜パンの方が良さそうですね。』
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雪丗(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» ここはこっちゃむ様との合作作品のコメント欄ですので、そのお話は私個人のボードかメッセージへお願いします。 (2019年9月11日 11時) (レス) id: 61bafc2705 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 雪丗さん» 後々になったけど、コナン作品の新しい小説も公開しているので、宜しくお願いします。 (2019年9月10日 21時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 雪丗さん» 色気って言うより、あの台詞で……目眩までは、いかなかったけど、たまたま、ベッド近くで読んでてとつぜん【ゴン…】としてしまったのですよ。 (2019年9月10日 21時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» 赤井さんの色気に当てられ目眩を起こし頭を強打ですか。痛いですね。申し訳ない(×_×)ですが赤井さんの色気はあれっぽっちではないと思うんです。ただあれ以上になると全年齢での閲覧は不可能なので抑えた結果がこれです!(笑)閲覧にコメントありがとうございました(^^) (2019年9月10日 21時) (レス) id: 61bafc2705 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - お二人とも、お疲れ様です! 最後の最後で赤井さんとの風呂のやり取りのあれは、あかんやろ!自分、頭を壁にぶつけてしまいました。 次回作や合作もがんばってください (2019年9月10日 8時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪丗&こっちゃむ x他1人 | 作成日時:2019年7月18日 9時