は ページ5
中也side
『……ン…』
嗚呼。ちゃんと寝れたのか。
そういえば寝る前に着信音がなってた気がする。ダルくて出なかったけど。
確認だけはしとくかァ。
『……はぁ』
そこには見たくなかった文字
、
___太宰___
留守番電話になっており録音つきだった。
太「中也〜?大丈夫??君が私の電話に出ないとか驚きだけど、風邪とかひいてたりする??
まぁそれでも中也だったら出るだろうから……
何かあったの??」
『手前のせいだよ…。』
ついつい録音に返事をしてしまった。
その後の録音を聞いていくと最後に
『今日の夜会いに行くね。10時頃がいいかなぁ。』
ブチッ
え、会いにくる……??
今、彼奴と顔なんか合わせたくねぇ。
きっと彼奴ならこうゆう事があったとしても平然を装えるだろうが、俺には無理な話だ。
変なボロ出しちまいそうで嫌だ。
直ぐに時計を確認すると9時30分だった。
『……これならまだ行けるか。』
俺は財布とコートだけ持って街に飛び出した。
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作者名:主日 | 作成日時:2020年1月26日 1時