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可愛い motoki ページ5
『ねぇ、なんでモトキは私を選んだの？』
なんとなく気になっていて、つい聞いてしまった。
「え、なんでって言われてもなぁ。」
モトキは顎に手を当てて考える仕草をした。
『他にも可愛い子いっぱいいたのに。』
「それはないな。」
『えっ？』
モトキが微笑みながら「Aが断トツで可愛かった。」と言った。
私の体温がぐんっと上がる。
『照れる。』
「そういうところも可愛い。」
何を言ってもダメだ。
顔が熱くなっていくのが分かる。
私今、絶対顔赤いだろうな。
「そうだ、すぐ照れちゃうところとか、笑顔とか、ちょっとドジなところとかが可愛いから俺はAを選んだんだよ。」
ほら、こうやって平気で照れる事言ってくる。
『ばか。』
「人にばかって言っちゃいけません。」
そう言って、またモトキは笑った。
そんな無邪気な笑顔が凄く可愛い。
＿＿＿＿＿＿ねぇ、モトキ。
私を選んでくれて、ありがとう。
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作者名：優雨 | 作成日時：2017年5月28日 23時
