私の体内とは？？～はたらく細胞～ (ページ5)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:15,600 hit

5 ページ5

しばらく歩くととても綺麗な森の中へ入っていった。

植物は好きだよ、うん。

白血｢おい、樹状細胞。いるか？｣

樹状｢はい、はい～分かりました～。あ、白血球さん。ちょっと待ってね。｣

黒電話を同時に3つと会話をしている。あれが呪成細胞か。

樹状｢はい、終わったよ。白血球さん、どうしたの？｣

ほぇ～イケメソ～緑が合うねぇ、にいさん。

白血｢実はな.....｣

かくかくしかじか、今までの事を樹状細胞さんに説明する。

｢Aです～よろしくお願いします～｣

樹状｢Aさんね。よろしくね。｣

あ"、カッコイイ...!
見た目☆5つ
笑顔☆∞

白血｢じゃ、俺はこれで失礼する。｣

｢はい、頑張ってー(私の為に)｣

白血球さんは帽子のつばを少しつまんで挨拶する。

てか、ほんと白いな。

樹状｢さてと、Aさん。僕はこれからも仕事あるからさぁ。そこでゆっくりしといてよ。君にも聞きたいことあるしさ。｣

｢ふぁーい。｣

気の抜けた返事をして樹状細胞さんのベットに飛び込む。

｢だぁ～もふっもふ！｣

ありえない出来事に疲れたのかな。あ、今脳内なにか動いてるかな？てか、布団ふっかぁ～

樹状｢はい、はい。そうですね～。ありがとうございます！では～....もしもし...｣

樹状細胞さんは忙しなく黒電話を相手している。あんなのがこの人の仕事なのか。

樹状｢あの～？｣

｢は、はい！？｣

いつの間にか黒電話から手を離し、私の顔を見ていた。

樹状｢もしかして、今、疲れてたりする？｣

｢え、まあ。奇想天外な事が起こって脳内はさぞかし疲れてるでしょうぞ。｣

樹状｢はは、やっぱり。今さっき連絡があってね。脳に疲労が溜まってるから、休憩するように信号を出したいって言われたからさ。｣

そして、いつの間に用意したのだろうココアを私に渡した。

｢あ、ありがとう。｣

樹状｢もうちょっとで終わるから、待っててね。｣

｢....お疲れ様です。｣

そう言って樹状細胞さんはまた黒電話の相手をし始めた。

しかしまぁ体内はとても優秀だ。疲れ感知し、信号を出すなんて。

｢でも、落ち着かないな。私の中。｣

体内がこんなにも街みたいに発展しているかんじだと、更に疑惑が....

細胞どんだけあんだよ。

そんな未知な疑問は一切解明することもなく、ただただ樹状細胞さんの仕事が終わるのを待った。