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肺炎「....ぐゎぁぁぁ....!」
「へっ?」
最後の私の悲鳴が聞こえた....と思ったら、肺炎球菌の悲鳴。
白血「しねぇぇぇぇぇ!!!雑菌が!!」
肺炎球菌の腕を引きちぎり、平然としている.....4989さん。
初日に見た白血球さんとは違い、前髪を分けている。殺人現場だ...
4989「ふぅ、君、危なかったな!怪我はn(((「ぎゃぁぁ!人殺し!!!」なんでだよ!」
血だらけの姿を見て、叫んじゃった!だってだって....
「ひっ.....やだ....」
怖すぎて腰が抜けた。戦ってる時の白血球さん、めっちゃ怖い....
4989「おいおい、そりゃねぇって。もしかして、初めて見た?ならごめんよ。ほい、立てる?」
血だらけの手を私の前に差し出してくる。
.....仕方ない、助けてもらおう(2回目)
4989さんの手に自分の手を置くと、グイッと引っ張られた。
「あ、ありが....
あれ....足元がふらつく。目がぼんやりと霞む。
....ヤバイ....倒れ...
ギュッ
4989「お、おい!君、ホントに大丈夫か!?」
「ぇ...?ぁあ。すみません...た、立ちくらみ、が。」
どうやら4989さんが倒れる寸前で抱き留めてくれたらしい。
4989「立ちくらみ?大丈夫か?そういや、顔色悪いな、君。」
全身真っ白なアンタらに言われたくないわ。と言いたかったが、力が入らず声が出ない。口をパクパクさせてるだけ。
貧血、か。
4989「ん?喋れねぇのか?よし、どれどれ。」
真っ赤な手で私の頬を包む。
え、包む...?
「ちょ....」
4989「んー、熱は無いな。家まで送っていこうか?」
「ぅあ....大丈夫です...」
マクロ「Aちゃん!大丈夫!?」
救援に行っていたマクロファージさんが血相変えて走って帰ってきた。
全くもう、遅いよ...
4989「マクロファージ!なんかこの子具合が悪いみたいで。」
マクロ「やだ、今日は樹状細胞さんの所に戻りましょう。白血球さん、ごめんなさいね。」
4989「い、いえいえ。」
マクロ「さ、行きましょうAちゃん。」
「はぃ...」
あーあ。また迷惑かけちゃったな。
意識が朦朧とする中で、微力で何も出来ない自分を恨んだ。
明日、皆に謝ろう。
そして、せめて樹状細胞さんの....所まで意識を.....保って.....いきた....
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あらしん - 白血球さん落ちがいいです!! (2019年5月1日 9時) (レス) id: 0e47be8800 (このIDを非表示/違反報告)
まじかるれいん☆ - がんばれ〜(ー〜−)(呑気) (2018年9月2日 12時) (レス) id: 9a258b9a35 (このIDを非表示/違反報告)
dbyzdy5p4(プロフ) - まじかるれいん☆さん» ですね〜。進みが私遅いから、完結まで行くか.... (2018年9月1日 20時) (レス) id: 0282b3fb51 (このIDを非表示/違反報告)
まじかるれいん☆ - ほとんど葉っぱヤローやん…まあ、私もなんだけどねW (2018年9月1日 20時) (レス) id: 9a258b9a35 (このIDを非表示/違反報告)
あんてな(プロフ) - 樹状細胞さんに一票です! (2018年8月31日 22時) (レス) id: 1a079fd26f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:dbyzdy5p4 | 作成日時:2018年8月20日 0時